「特性だから…」
よくよく考えさせられるこの言葉。
実際のところ、特性は
それぞれあるんですが
この「特性だから…」の「…」が
ホントに色々なんですよねあせる

あいまいな指示が苦手な子がいたとして
「この指示はあいまいだから
 ちゃんと指示しないと…」
なんてことを言われたりします。
言いたいことはわかるんですよニコニコ

でもちょっと提案してみたい。
「だからって1~10まで
  指示すればいいんでしょうか?」

例えば、子どもの年齢を考えてみましょう。
就学前、小学校低学年ならば
そういうのもわかります。
これが6年生や中学生だったらどうでしょう?
年齢によっても変わってきますよね?

先日うちの中学での話にも出ましたが
ワーキングメモリーが弱いからといって
いつまでもいつまでも
1つずつ話をするんでしょうか?

就学前、小学校、中学生、高校生…と
いつまで1つずつ話をするんでしょう?

こう文章で書くと
「そんなこと、せーへんわ」と
思うかも知れませんが
実際の行動は、こうなっていること…
結構ありますあせる

私にも、こんな時がありました。
ついつい母は、答えを言ってしまう(笑)
「ほら、今○○って言ったでしょ」
といった具合に…です。

「ほら、ありがとうと言った?」etc.
まぁこんな感じで…です。

もちろん、こういうときは
「ありがとう」と言うんだということを
知らなければ、それもありだと思います。

年齢が上がれば上がるほど
大抵は、この時に「ありがとう」
と言うんだということは知っているけど
今がその時だと思っていなかったり
気づいていなかったり、言いにくかったり
タイミングが図れなかったりすることが
多いんじゃないかと思います。

こういう場合は
「○○さんが貸してくれたよ」とか
「今○○って言ってくれてるよ」とか
出来るだけ関係をつなげる言葉を
かける方がいいんじゃないかなぁと
思っています。

先ほどの指示も同じです。
小学生、中学生、高校生…
いつまで「できない」という名のもとに
この子たちは指示をされるんでしょう。

指示し続けることによって
考えないで指示を待つように
なっていませんか?

例えば
指示がわからなかった時、
どんな風に聞けばいいのかを
練習するのも1つですよね!

もちろん自分で考えるのも1つ。

そして友だちに聞くのも1つ。

聞かなくても周りを見回すのも1つ。

やり方はたくさんあると思いますニコニコ

ワーキングメモリーについても同じで
例えば、周りの子どもたちは
3つ位の指示をこなすんだとすれば
メモをする練習をするのも1つ。

今は1つはOKだということを頭に置いて
2つの練習をするのも1つ。
友だちに聞きながらするのも1つ。
もう一度教えてくださいと聞くのも1つ。

だってこの子たちは、自分で生きていかなきゃいけないんだもの。
いつまでも母のそばにいるわけじゃない。
小学校から中学校、高校と進むにつれて
そんな風に手厚い支援が受けれることは
今のところ極めて少ない。

すぐには出来ないかも知れない。
でもいいんです。
1つでもそうしていくことで、
今つながらなくても、
先につながることもあるんです。

大事なのは「してもらうこと」ではなくて
「するためのスキル」だと思います。

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