昨年開催された
自閉症スペクトラム学会の資格認定講座で、「ルールを教えないSST」
という講義を受講した。

とても考えさせられました。
なぜなら私の中では
SSTとはルールを教えるイメージ。
「赤信号は止まって
 青になるのを待ちます。
 青なったら渡っていいよ!」
子どもが小さな時は、こういう感じで
教えていきますよね!

「相手に悪いことをしたら
 ごめんなさいと謝ろう」とか
「人に会ったら挨拶しよう」とか
そういった感じが多いのかなーと思います。

「先生が終わり!座りなさい」
と言ったら座りましょう。

たとえば先日の娘の記事
「修学旅行に行きたくない!」
でも取り上げましたが
「座らなければならない」
という観念が困難な状況を作っています。

この時に娘に「座らない」という方略が
あったらどうだったんでしょう。

ある一定の歳になれば、
こういう臨機応変さが必要ですよね!

友だちと遊びに行って、
みんなが何気に渡った赤信号。
車も人も通っていない信号を
みんなが渡っているときに
1人だけ赤信号で止まる。

「おーい!何してるねん!!
 早く来いよ~」
きっとこんな声がかかります。

「だって赤信号やもん!渡られへん!!」
と言って待っている。。。汗

こういったところで
「次は遊ばない」ってことも
あったりします。

※赤信号を渡ることを
推奨しているわけではありません。
あくまで例えです。

そう考えたときに、
これはお母さんたちが知っておく必要が
あると感じました。
ルールの崩し方です。

思春期になるころから、こういった
1対1対応では対応できないことが
出てきます。

それは、イレギュラーな対応を
しないといけないのに、
ルール(1対1対応)が勝ってしまった結果、自分がしんどくなるといったことが
起き始めてくるからだと思います。

だから今、ペアレント・トレーニングの中でも、この話もします。
小さいときは、たくさんの
1対1対応カードを作ってあげて欲しい。
それがこの子たちの自信になるから・・・
そして思春期になるころからは、
その崩しかたも情報として渡して欲しい。

そんな話をしていけたらいいなと思っています。

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