福岡ソフトバンクホークス

日本一おめでとうございます



いや~…苦しかった…
ベイスターズは予想以上に強かったし、何より勢いがすごかったです…
ホークスは交流戦通算でもベイスターズをお得意様にしていましたし、
失礼ですが、「普通に勝負すれば日本一になれるんじゃないかな?」と感じていた部分はあります

しかし、3連勝したあと2連敗して…
ベイスターズの選手たちも1試合ごとに勢いづいて…
さらにネットニュースでは、
「3連勝後に2連敗して本拠地に帰るケースは過去3回。いずれもその後さらに2連敗して日本一を逃している」
と、″ホークス日本一の可能性0%″と報じるものまであって…
選手、監督・コーチは、かなりのプレッシャーを感じていたと思います…
ただ、個人的にもっとも気になったのは、
「ペナントレース3位のベイスターズが日本一なんておかしい」
という意見に反論する人の一部が、次のような主張をしていたことです↓
その人たちは、CSをみごと勝ち抜いたベイスターズが日本一になることは、ルール上何もおかしくないとコメント。
ここまでは僕も「たしかに」と思いました

しかし、その人たちは続けて、CSで敗退したカープ、タイガース、ライオンズ、イーグルスを、「弱者」と表現するんです…
『12球団はどこも″日本一″を目指して戦っている』
『ペナントレース143試合をぶっちぎりで勝ち抜こうが、ポストシーズンで勝てなければ無意味』
『オリンピック選手が4年間どんなに結果を残しても最終的に″金メダル″を獲得できなければ「弱者」となるように、
プロ野球もペナントレースという″予選″で調整し、ポストシーズンという″本戦″で勝たなければ「弱者」でしかない』
……………
意見は人それぞれ。十人十色。
でも僕は、この人たちがCSで敗れたチーム(特にカープ)を「弱者」と表現したり、
ペナントレースを予選扱いしたりすることに、とても違和感がありました

プロ野球のシーズンを無理やりオリンピックで例えるにしても、ペナントレース143試合は予選なんかではなく、ポストシーズンまで含めて長い長い本戦だと思います

もしホークスが敗退したら、この人たちはきっとホークスのことも「弱者」呼ばわりする…
ペナントレースの94勝も、きっと無意味だと主張する…
そんなの絶対に許せません



過去の日本シリーズ以上にホークスの勝利を強く望み、テレビにかじりつきました

試合はホークスが1点を先制するも、ベイスターズの勢いは止まらず5回に逆転…
8回に1点を返すも、2対3と劣勢のまま最終回に突入

逆転できる雰囲気が感じられず、「ここまでか…?」と思ったそのとき…
4番の内川選手が同点ホームラン

ベイスターズ守護神の山崎投手から、価千金の一発を放ちました

さすがに逆転サヨナラとまではいかず、試合は延長戦に

すると今度は、ホークス守護神のサファテ投手が、来日初の3イニング連投

10回には無死2塁の大ピンチもありましたが、無失点で切り抜けてくれました

11回の攻撃は、チャンスで松田選手が痛恨のダブルプレー…かと思われましたが、宮崎選手の送球がわずかに逸れて命拾い

サヨナラ勝利のチャンスは続き、打席には川島選手。
川島選手は調子が悪く、この打席も三上投手に押され気味でしたが、勝つための最後のチャンスだと思い「打て…打て!!」と祈りながら見ていました



すると、川島選手は外角の難しいコースをみごとヒット

ベイスターズ外野陣は極端な前進守備でしたが、2塁ランナーの中村選手はホームに突入

打球が外野手の正面ではなく、正確な送球はやや難しい状況だったので、一か八かのホーム突入は僕もアリだと思いました。
しかし、梶谷選手の送球はまっすぐにホームへ…
「ダメだ…アウトだ」
そう思った次の瞬間…
ボールがホームの手前で高く弾み、捕手の嶺井選手の頭上を飛び越えました

そして、その間に中村選手がホームにヘッドスライディング

ホークス、日本一の瞬間でした

アウトを覚悟していたので、中村選手がホームインした瞬間は
「勝った…? 勝ったの?」
という気持ちでしたが、ベンチを飛び出して喜ぶホークス選手たちを見て
「勝ったんだ…! 勝った!! 日本一だ!!!」
と喜びが爆発しました



まるで、勝利の女神がホークスに微笑んでくれたかのようなサヨナラ劇…
本当に嬉しかったです

今までの日本一もすごく嬉しかったですが、苦しかった分だけ、今までにない特別な嬉しさがありました

工藤監督も、内川選手も泣いていました…
王さんまでもらい泣きしていたそうです…
それだけ大きなプレッシャーの中、逆境をはねのけてくれたんですね

サヨナラ打を放った川島選手も、「僕らが勝たないといけないと思った」とコメントしていますが、
やはり、いくらルール上で3位ベイスターズの日本一が認められるとしても、ペナントレース優勝チームとして日本一を渡すわけにはいかないという気持ちがあったのだと思います。
ベイスターズは本当に強かった…
しかし、2017年の日本一はホークス

ポストシーズンの在り方については今後もさまざまな意見が飛び交うと思いますが、少なくとも今年1番強かったのはホークスだと、多くの人が認めてくれると思います



工藤監督、コーチ陣、そして選手のみなさん…
本当にありがとうございました

1人のホークスファンとして、最高に幸せなシーズンでした



では最後に、個人的に気に入っている2015年CS突破時の松田選手の祝勝会音頭と、今年の長谷川選手の祝勝会音頭を合わせたフレーズで、ブログを締めたいと思います

ホークスは…
強い

強い



強い





ウゥ~…1(ワン)ダホー


