去年ホークスを退団した松中信彦選手が、現役引退となりましたね…


こうなる可能性が高いとは思っていましたが、いざ本当にそうなると寂しいものですショボーン


寂しい形での引退になりましたが、あらためて松中選手の経歴を振り返ると、じつに素晴らしい実績を残した選手ということがわかります野球


プロ入り前はオリンピック日本代表チームの4番をつとめ、決勝戦で同点満塁ホームランを放つなど活躍!!


その後ホークスに入団し、当初はなかなか結果を残せませんでしたが、
プロ入り3年目の1999年にレギュラーに定着し、福岡ダイエーホークスとして初の優勝、日本一に貢献キラキラ


絶対的主砲であった小久保裕紀選手が大怪我で離脱した2003年からは4番に座り、その後は長年ホークスの4番を任せらました爆笑


そして、4番定着後数年間の活躍は圧巻です!!

3年連続120打点以上のプロ野球記録の樹立したり、

年間102個もの四球を選んだり、

広くてフェンスの高い福岡ドームを本拠地にしながら40本以上もホームランを打ったり、



何より印象的なのは、2004年!



打率.358、44本塁打、120打点で、みごと三冠王に輝きました星星星


現在、平成になって以降の三冠王達成者は松中選手ただ1人なので、松中選手は「平成唯一の三冠王」などとも呼ばれています爆笑


強打者はホームランや長打が多い反面、打率が低く、三振が多い傾向があるといいますが、
松中選手は選球眼にも優れ、強打者としては珍しく三振が少なく、敬遠以外の四球もたくさん選べるタイプで、当時はホークスファン以外でも「日本一の4番打者」と認める人が多かったようですルンルン


実際、2006年のWBC第1回大会では王貞治監督率いる日本代表チームの4番を任せられ、ホームランこそなかったものの、打率.433を記録し、日本の優勝に貢献しましたキラキラ




しかし、結果的にこのあたりが選手としてのピークでした…


WBC優勝後に迎えた2006年シーズンは前述のように102個もの四球を選んだり、首位打者を獲得したりと活躍はしましたが、
ホームランが前年の46本から19本に激減…


そして、2007年は不振や故障に泣かされ、打率.266、15本塁打、68打点と、実績を考えれば非常に物足りない成績に…


王貞治監督のラストシーズンとなった2008年は、故障なく始めて全試合に出場し、打率.290、25本塁打、92打点と持ち直しましたが、
それでもシーズン終盤に不振に陥り、「3割30本100打点いけるペースだったのに…」と残念がられるシーズンとなりました。




そして、僕の中で松中選手のターニングポイントだったと感じるのは2009年シーズンの終盤。


途中までは2008年シーズンとほぼ同じような成績でしたが、ひざを負傷し出番が減少…


成績もどんどん悪化し始めました…


2010年はさらに故障の連続で、出場機会が大幅に減少、
打率は2割5分にも届きませんでした…


2011年以降は松中選手と同じポジションに強力な新戦力が加わり続け、故障の有無に関係なく出場機会が激減していきました…




出場機会を求めて、去年自ら球団に自由契約を申し出て、ホークスを退団となりましたが、
他球団からオファーはなく、きのう引退を発表しました…








じつは、松中選手が最後に出場した去年の試合、ヤフオクドームで観戦していたんです。






ズームにして撮影したためか画質が良くないですが。苦笑



やはり松中選手のホークス最後の出場とあって、守備練習のときからスタンドは「信彦ー!!」と大盛り上がりでした拍手







結果は4打数4三振でボロボロ…


終盤はチャンスの場面で打席に向かうことが多く、「試合に勝つ」ということを考えると代打を送るべき状況でしたが、
最後まで打席に立ち続けました!
(まぁ、本当に代打を送っていたら大ブーイングだったでしょうね。苦笑)


試合後はマイクを手にスタンドまで向かい、涙ながらにホークスファンへ最後の挨拶をしていましたえーん





本人も、ファンも、せめて最後に1本鋭い打球をと思ったはずですし、本当に残念です…




2013~2015年は、結局1本もホームランを打てませんでしたねショボーン


じつは、松中選手の公式戦最後のホームラン(通算352号)、球場で見たんですチョキ


2012年の「鷹の祭典」のときのホームランで、決勝の勝ち越しソロホームランでしたキラキラ





ホームランを放った直後に肉離れをおこして、そのまま離脱してしまったんですけどね…


その後はホームランどころかヒットもあまり打てなくなってしまったので、「まさかあれが公式戦最後のホームランじゃ…?」と心配することもありましたが、まさか本当にそうなるとはガーン


「平成唯一の三冠王」の公式戦最後のホームランを生で見たというのは、個人的には良い思い出になりますが、同時に寂しさも感じますアセアセ



偶然ですが、僕がドームで観戦した試合で松中選手はよく打っていましたニコニコ


先制タイムリー、

満塁ホームラン、

もちろん前述の勝ち越しホームランも!



プレーオフやCSなどの大事な試合で大不振に陥ることが多く、「戦犯」などと非難されることも多かった松中選手ですが、
それだけホークスの勝敗の責任を背負い続けてくれた選手なのかもしれないと思います。


だからこそ本人も、引退会見では印象的だった出来事として、2011年のCSで放った満塁ホームランを挙げたのかもしれませんニコニコ


たしかにあれは、ポストシーズンに苦しみ続けた悪夢を打ち破るような、最高のホームランでしたキラキラ


良くも悪くも、ホークスの印象的な出来事にはほぼ松中選手が絡んでいた…


そんな気がします照れ


寂しいですけど、また1つの時代が終わり、そしてまた新しいホークスの歴史が始まるんだと思うと、ファンとしてすごくワクワクしますルンルン


松中選手のホークスへの貢献に感謝しつつ、また新たなスターが誕生することを期待して、これからもホークスを応援したいと思いますグー


松中選手、ホークス一筋19年間のプロ生活、本当にお疲れさまでした!