人が何か意見を述べたとき、「自分のこと棚に上げて…」とツッコミを入れたくなることってありませんか
程度の大小こそあれ、おそらく誰の身の回りにもそんな人はいると思いますし、自分自身がそんな人になってしまうこともあるかもしれません
僕は「自分のことを棚に上げる」という話になると、どうしても思い出してしまうエピソードがあります。
大学に入学して部活に入ったばかりのころ、先輩方に食事に連れていってもらったときの話です
「今日は1年のみんなのことをいろいろ聞きたいな~♪」という話になり、とりあえず「好きな異性のタイプは?」という話題になりました。笑
すると新入部員の女子の1人が、熱く語り始めたんです。
「絶対にイケメンがいいです!」
「身長は、185センチ以上!」
「文化部はダメ!運動部がいいです!」
「なんでも女性のことを最優先してくれるレディーファースト男子!」
などなど…
特にイケメンであること、身長185センチ以上であることの2点は絶対に譲れないとのことでした
上級生の男子の先輩(医学部のイケメン)が「俺は172センチだけど、足りない?」と尋ねたら、間髪を入れず「足りません!全然ダメです!」と返事していました

(オイオイ、相手は先輩だぞ…)
「まわりにそんな男いる?」という質問には、「全然いませんね…。そもそもイケメンが少ないですし、まぁまぁイケメンでもチビ(身長185センチ未満)ばっかりで…」とため息をついていました
「理想の男性像」としてイケメン、身長185センチ以上、体育会系男子を条件にすること自体はもちろん悪いこととは思いません
「見た目は気にしない」という女性だって、その他のスペックが同程度なら、イケメンだったり、背が高かったりしたほうが「より良い・望ましい」という人はけっこういるのではないでしょうか
(「イケメンは浮気しそうでイヤ!」というなら話は別ですが…)
ただその女の子場合、自分の「理想の男性像」の条件を1つでも満たしていない男性は「もはや男じゃない!」とバッサリ斬り捨てていました…
心の中でそう思うだけならともかく、堂々と口に出して「文句あります?」って顔をするので、僕も周囲も「こういう女の子って本当にいるんだ…」と驚かされました
しかし、僕や周囲がもっと驚いたのはその後です。
続けて僕に「○○くんの理想のタイプは?」と話がふられました
僕は「好きになった人がタイプです」と答えましたが、先輩方は「それはダメ!もっと具体的に!」とさらに質問を重ねてきました
僕がうまく答えられずにいたので、ある先輩が「じゃあ、まずは見た目の好みについて聞こう。女優とか有名人なら誰が『かわいい』とか『キレイ』って感じる?」と質問しました。
僕は少し考えて「新垣結衣とか…」と答え、周囲も「ガッキーかわいいよね~♪」などと盛り上がる中、先ほどの女子が言いました…
「どうせお前も見た目で女選ぶんだろ…」
場の空気が一瞬にして凍りつき、先輩や別の女の子が「今はそういう質問だったでしょ?」とフォローしても、無視して文句を言い続けました…
「ほんと男って女を見た目で判断してサイテー…」
「女は見た目より中身だろ…」
「見た目良くても性格悪い女だっているぞ…」
結局、周囲がどんなにフォローしても彼女の不満はおさまらず、変な空気のままお開きになってしまいました
みんな本当に、驚いたというより呆気にとられてしまいました…
直前まであれほど「男は見た目が大事!」と熱く語っていた女の子が、今度は「女を見た目で選ぶな!」と言ってくるんですから
本当に、「なんだよ、自分のこと棚に上げて…」と思いました
ただ、その日以来僕は「自分のことを棚に上げる」ということについて、それまで以上に考えるようになりました
基本的に「自分のことを棚に上げる」というのは自分では気づけないことが多いと思いますし、
それに気づけなかったことによって周囲を呆れさせたり、不愉快にさせたりするのは良くないことだと思いますし…
何かを主張するとき、少し冷静になって「俺は人のこと言えるのか?」と考えると、それまで気づかなかった反省点が見つかることもあります
前述のエピソードは、個人的には少しイヤな思い出ですが、「自分を見つめ直す」という大事なことにあらためて気づかせてもらった出来事でもあります。
今後も、ひとつの教訓として大事にしたいと思います

程度の大小こそあれ、おそらく誰の身の回りにもそんな人はいると思いますし、自分自身がそんな人になってしまうこともあるかもしれません

僕は「自分のことを棚に上げる」という話になると、どうしても思い出してしまうエピソードがあります。
大学に入学して部活に入ったばかりのころ、先輩方に食事に連れていってもらったときの話です

「今日は1年のみんなのことをいろいろ聞きたいな~♪」という話になり、とりあえず「好きな異性のタイプは?」という話題になりました。笑
すると新入部員の女子の1人が、熱く語り始めたんです。
「絶対にイケメンがいいです!」
「身長は、185センチ以上!」
「文化部はダメ!運動部がいいです!」
「なんでも女性のことを最優先してくれるレディーファースト男子!」
などなど…
特にイケメンであること、身長185センチ以上であることの2点は絶対に譲れないとのことでした

上級生の男子の先輩(医学部のイケメン)が「俺は172センチだけど、足りない?」と尋ねたら、間髪を入れず「足りません!全然ダメです!」と返事していました


(オイオイ、相手は先輩だぞ…)
「まわりにそんな男いる?」という質問には、「全然いませんね…。そもそもイケメンが少ないですし、まぁまぁイケメンでもチビ(身長185センチ未満)ばっかりで…」とため息をついていました

「理想の男性像」としてイケメン、身長185センチ以上、体育会系男子を条件にすること自体はもちろん悪いこととは思いません

「見た目は気にしない」という女性だって、その他のスペックが同程度なら、イケメンだったり、背が高かったりしたほうが「より良い・望ましい」という人はけっこういるのではないでしょうか

(「イケメンは浮気しそうでイヤ!」というなら話は別ですが…)
ただその女の子場合、自分の「理想の男性像」の条件を1つでも満たしていない男性は「もはや男じゃない!」とバッサリ斬り捨てていました…

心の中でそう思うだけならともかく、堂々と口に出して「文句あります?」って顔をするので、僕も周囲も「こういう女の子って本当にいるんだ…」と驚かされました

しかし、僕や周囲がもっと驚いたのはその後です。
続けて僕に「○○くんの理想のタイプは?」と話がふられました

僕は「好きになった人がタイプです」と答えましたが、先輩方は「それはダメ!もっと具体的に!」とさらに質問を重ねてきました

僕がうまく答えられずにいたので、ある先輩が「じゃあ、まずは見た目の好みについて聞こう。女優とか有名人なら誰が『かわいい』とか『キレイ』って感じる?」と質問しました。
僕は少し考えて「新垣結衣とか…」と答え、周囲も「ガッキーかわいいよね~♪」などと盛り上がる中、先ほどの女子が言いました…
「どうせお前も見た目で女選ぶんだろ…」
場の空気が一瞬にして凍りつき、先輩や別の女の子が「今はそういう質問だったでしょ?」とフォローしても、無視して文句を言い続けました…
「ほんと男って女を見た目で判断してサイテー…」
「女は見た目より中身だろ…」
「見た目良くても性格悪い女だっているぞ…」
結局、周囲がどんなにフォローしても彼女の不満はおさまらず、変な空気のままお開きになってしまいました

みんな本当に、驚いたというより呆気にとられてしまいました…
直前まであれほど「男は見た目が大事!」と熱く語っていた女の子が、今度は「女を見た目で選ぶな!」と言ってくるんですから

本当に、「なんだよ、自分のこと棚に上げて…」と思いました

ただ、その日以来僕は「自分のことを棚に上げる」ということについて、それまで以上に考えるようになりました

基本的に「自分のことを棚に上げる」というのは自分では気づけないことが多いと思いますし、
それに気づけなかったことによって周囲を呆れさせたり、不愉快にさせたりするのは良くないことだと思いますし…
何かを主張するとき、少し冷静になって「俺は人のこと言えるのか?」と考えると、それまで気づかなかった反省点が見つかることもあります

前述のエピソードは、個人的には少しイヤな思い出ですが、「自分を見つめ直す」という大事なことにあらためて気づかせてもらった出来事でもあります。
今後も、ひとつの教訓として大事にしたいと思います
