ここ最近、テレビのバラエティ番組やドラマで福岡の博多区出身という設定の人物がよく登場するんですけど…
なんか見ていて違和感を感じます

まず先日、「内村とザワつく夜」というバラエティ番組を見たときの話です。
「女性芸能人をダマしたヤバい男」みたいなテーマで、実際に女性芸能人が出会ったヒドい男たちを再現ドラマで紹介していました。
その中で、神室舞衣さんという女性芸能人の方が「福岡に住んでいたころ付き合っていたヤバい彼氏」を紹介していたんです。
中洲の高級クラブで働く神室さんを財布扱いするヒドい男でしたが、そのセリフにいろいろ気になった部分が…
正確には覚えていませんが、「博多っ子には明太子と味噌汁で十分た~い!」とか「一度決めたらやり通すのが博多っ子ば~い!」みたいなことを言っていました

いやぁ、「一度決めたらやり通す」はともかく「明太子と味噌汁で十分」とは…
内村さんも突っ込んでくれていましたが、「博多の人間をバカにしてるのか


まぁ、バラエティ番組の再現ドラマですし、おもしろおかしく表現した部分も多いとは思いますが、あんなヒドい男に「博多っ子」をアピールされるのはちょっと…
しかし、「ヤバい彼氏」を演じていたオードリー若林さん、いい演技されてましたね

他にも、先日「戦力外捜査官」というドラマを見たときは、博多のおばあさんが登場していました。
ただでさえキャラの濃いおばあさんで驚いたのですが、1番唖然としたのは「おみやげ」のくだり…
おおよそのセリフの流れは以下のような感じでした↓
おばあさん「福岡のみやげば持って来たばい!」
刑事の人「ひょっとして明太子?」
おばあさん「福岡のもんはみやげに必ず明太子ば選ぶとでも思っとるんか!?」
刑事の人「すみません…」
おばあさん「はい、これは明太子○○。これは明太子△△。それに明太子××。それに…」
刑事の人「…………」
ちょっとーーーーッ

福岡のおみやげにはもっと良いものがたくさんありますよーーーー


あの明太子づくしのくだりは少し極端すぎる演出だと思います

まぁ、ドラマのオチで本当は思いやりのある良いおばあさんだったということがわかったのですが。笑
どちらの番組も、見ていてとてもおもしろかったと思います

「あくまでバラエティ」、「あくまでドラマ」ということで、本来なら何も気にする必要のないことでしょう

ただ、やはり良くも悪くもテレビの影響力というものは大きいでしょうし、番組をご覧になった方々の中には「福岡は変な人しかいない!」とか、「福岡は明太子しかない!」というおかしなイメージを植えつけられる人もいるのではないかと…
僕も何度か、他県から福岡に来た人に「福岡県生まれ、福岡県育ち」と話したときに、「ひょっとして明太子好き?」と尋ねられたことがあります。苦笑
僕…明太子あまり好きじゃないんですよ

そもそも、他県の方々が想像されているほど、福岡の人々は明太子好きというわけではないと思うのですが…おそらく

全国区のテレビ番組で福岡のことが取りあげられて、「料理がおいしい」「人が温かくて親切」などと言われているのを見ると、やはり嬉しい気持ちになりますが、前述のバラエティ番組やドラマのように「福岡はそんなところじゃないよ!」と突っ込みたくなるような演出は勘弁していただきたいです

あっ、振り返ると先ほどから「僕も博多っ子の1人」みたいな雰囲気の文章を書きつづってしまいましたが…
僕は「福岡県出身」ではあっても「博多区生まれ」ではありませんので…苦笑
失礼いたしました
