ドレスシューズの世界にハマり、それなりの時間が経って、靴箱の中もほぼ理想に近い形になりつつあります。

そんな中、昨年に引き続き、クロケット&ジョーンズのローファーをお迎えしました。


Crockett &Jones "SELBY(セルビー)"

サドルのデザインが印象的な黒のバタフライローファーです。

昨年、同じクロケットのローファーであるGrantham2(グランサム2)を購入した時に書いたように、相変わらず、脱ぎ履きがしやすいローファーが仕事で活躍する機会が多く、良いものがないかと探していたところ、このローファーに辿り着きました。
グランサム2はブラウンだったので、アッパーは黒。
そして、雨天に強い靴を求めていた私にピッタリのシボ革にラバーソール(クロケットオリジナルのシティソール)の仕様。
ユーズドでの購入でしたが、ソールの減りはほぼ無く、アッパーの状態も良好でした。

木型は同ブランドの中でも有名なキャベンディッシュ3と同じ375ラスト。
クロケットを多く扱うトレーディングポストのサイトによれば、昨年購入したグランサム2(376ラスト)よりも少し甲が低めに設定されているとのこと。
試着はできない状況でしたが、フィッティングとしては近いものであろうと予測して、サイズはGrantham2と同じUK8です。

ササッとプレメンテを終わらせ、早速履いてみます。
履いてみて、まず感じたのは履き口のタイトさ。
グランサム2でも履き始めに踵のタイトさは感じましたが、それは特に苦しいわけでもなく、むしろ心地良く感じるものでした。
しかし、このセルビーのタイトさは履いていて足の甲にそれなりに強い痛みがあるほど。
履き始めの段階で感じる痛みは久しぶりで、少し動揺しました。

おそらくサドル部に普通の靴よりパーツが多く(3枚の革が)重なる構造のため、より締め付けを強く感じるのだと思います。
また、デザイン上、他のローファーよりも履き口が狭くなりやすいのもタイトさの要因の1つでしょう。

ただ、踵のフィット感はバッチリで、踏まず、ボールジョイント部も丁度いいフィッティング、指先にもゆとりがあり、サイズ選びとしてはおそらく間違いない。
とりあえず、根気強く手入れしながら履き続けるしかないなと思い、登板回数多めに履き慣らしています。
今のところ、履く度に足の甲の痛みは少なくなり、履ける時間も段々と長くなっています。
また、前述のラバーソール(シティソール)の履き味が柔らかで心地よく、非常に気に入っています。
アッパーが十分に馴染んだ暁には、大きな戦力として足元を支えてくれることでしょう。
また経過をブログで報告できたらと思います。