私のレッスンでは、チョイチョイ出てくるキーワードです!

脚のアライメント

踊るだけではなく、身体を動かす事を日常としている人にはとても大事です…

ご存知のように、膝は蝶番関節、脚の付け根は球関節です。

膝は一方向にしか動きません。(多少の内外旋はあるらしいですが、無意識で動く事なのでここでは無視しますね)

バレエで言う所の6番ポジションが脚のアライメントの基本になります。
つま先をまっすぐ前に向けて膝を曲げると、同じ方向に膝は曲げられます。
(細かくは、足の人差し指に向かっていく)
人によって脚の形は色々なのですが、(O脚やX脚、外反母趾など) 基本的には同じように考えて良いと思います。

この事を踏まえて他のポジションをしてみましょう。脚のポジションとしては2→1→3→5→4番がやりやすい順番です。

6番ポジションはターンアウトを必要としないので、少しの意識改善で膝とつま先は同じ方向を向くでしょう。
ですが、ターンアウトが伴うと難しくなってきます。問題は、グランプリエよりもドゥミプリエになるまでが1番気をつけたいところです。
ましてや、片脚の時!

ドゥミプリエまでは踵が床に着いているから、逃げ場がないですね。もし間違った曲げ方をした時は、直接膝の関節に負担が掛かってしまいます。

話は違いますが、先日まで大相撲やってましたね。お相撲さんもターンアウトしてますね~
最近の力士は身体も大きく、怪我し易いそうです。
テレビで怪我をする場面を何度も見ましたが、膝の場合は決まって膝関節が内側に入って圧力が掛かっていたことが多かったです。
あー!痛い!痛い!

ダンスで大きな怪我をする場面としてはジャンプからの着地、体重移動する時かな。
その瞬間にお相撲さんと同じ様に膝が中に入ってしまうのですね。
膝とつま先が同じ方向を向いていれば、怪我を防げます。かと言って、踊っている時にターンアウトをずっと意識して踊ることは、ちょっと無理。
ですから、普段の使い方がとっても大事なんです。身体に染み付いていることが大事なんです。
いきなり大きな怪我にはならなくても、日々の使い方の間違いがジワジワと膝を痛めることもあるのです。

怪我をしてからでは遅いんです!
毎日、どこかが痛かったら…

もう一度言います。

そうなってからでは遅いんです!
筋肉は痛んでも元に戻ります。
でも、関節自体を痛めてしまってはなかなか元には戻らないのです。

レッスンを受ける時、少しで良いから頭の中に入れておいてくださいね~
楽しく長~く踊ることを楽しんでくださいね~~犬しっぽ犬からだ犬あたま