しばらく、気分の落ち込みが続き、意欲が低下していた。

 そんなときは、良くないとわかっていても、ネガティブな思考に陥る。

 真っ先に、ネガティブで弱気なことを話してしまうのは、一緒に生活している家族。

 家族なら聞いてもらえると思い、ついつい弱音を吐いてしまう。

 でも、それは大きな勘違いだった。

 たとえ家族であろうとも、人のネガティブ発言を聞かされるのは、迷惑らしい。

 そういう話は、病院でしてほしいと。

 何年も同じ話を聞かされる身にもなってほしいと。

 すいません。誰かに聞いてもらいたくて。

 話せるのは家族かと思っていたので。

 勘違いでした。