心底嬉しいことが、奇跡みたいなことが、
苦しいことが、乗り越えられないと思うことが、
そのどれもが短い時間の中で、
たくさん起きる毎日。

ふと、

心のなかのハワイの空を想う。

嘘みたいに青かったハワイの海を思う。

あんな青があることを私は知らなかった。

言葉でも、理屈でもない、ただただ
声にならないくらい綺麗で、キラキラした映像が
音もなく心のなかで何度も何度も流れる。

ここまで色々なことが重なって、でも最後に
この光景に背中を押されて私は遂に特別な一歩を、
未来への一歩を歩み出すことができたんだって思えた。

ハワイは私に確信をくれた。

咲なら何でも出来るよって。
きっと大丈夫だよって。
別に失敗したって大したことないよって。

あの空が、あの海が、そう言ってくれたような気がした。

だめになっても、失敗しても、何もしないで
普通の人生生きるより全然いーじゃん！って
私をいろんな恐怖から解き放ってくれた。

それが生きてるってことじゃんって教えてくれた。

自分の人生の背中を押してくれているのって
案外、そういうものなのかもしれない。

これがあるから頑張れるっていう明確で
素晴らしいものじゃなくて。

あの時感じた何かのように、言葉ではうまく言えない、
けれどもどうしようもなく大切な時間や空気みたいな
ものなのかもしれない。

あの時の感覚を忘れちゃだめだと、
私の心と体が私に教えてくれる。

あの時の想いのまま、私は凛と、まっすぐ、
人間らしく、セカイに笑顔を向けて生きていたい。

おもいっきりハッピーにね。

ハワイの空を想って