三成のお茶にちなむエピソード、その二としては、大谷吉継が関係する。

皆でお茶を回し飲みする。

今も濃茶は回し飲みだ。それが嫌で茶道をしたくない、という方も世の中にいらっしゃるそうだが…

茶碗が大谷吉継に回ってきたが、何かがポタリと茶碗に入ってしまった。

大谷吉継が病気持ちであることは、皆が知っていた。

そのため、皆ドン引き。

回ってくるお茶を飲みたくないと、場の空気が悪くなる…

と、そこで三成が、そのお茶は私が、と飲み干した!

とか。

これに感激した吉継は、三成に付いて行こうと思ったのだろうか?

関ヶ原の合戦では三成のいる西軍につき、壮絶な最期を遂げる。

なお、このエピソードは三成ではなく、秀吉が茶を飲んであげた説もある。

このように三成は、茶の湯の場でも人に心遣いができたようだ。

が、私の知識の範囲では、三成と茶道の話をあまり聞かない。

利休を死に追いやることに関係しているし。

三成が茶道にはまったら、さぞかし良い茶人になったのでは?とも考えてしまうが…

もしかしてサービス業のカリスマになれそうな三成にとって、利休の心遣いレベルは大したことがない?

利休のお茶会などの采配、段取りも、三成からみれば大したレベルではなかったとか?

あの程度で茶頭?

レベル低くっ、と思っていたりして。

あくまでも推測の範囲だが…

以前は考えたことはなかったが、三成と茶道について、ついつい考えてしまったのである。

今の知識では知らないことだらけだが、何かわかったら、このネタで書いてみたい。