これは方言だろうか。
ふんばる。ことを、きばると言う。きばる。
綺麗な響きかは別として、
実に頑張っている姿が想像できる。
この頃、うちの一歳の子どもが、
妻方の実家に戻り、
どうやら便秘気味らしい。
朝方からの話題ではないものの、
どうぞ勘弁。
子どもをとりまく環境が変わり、
子どもながらにストレスを感じている。
子どもながらなのか。
子どもだからこそ、
また世界の一大事のように、
強いプレッシャーを感じている。
それが身体の変化として、
便秘があらわれる。
まだ一歳。
うまくきばれない。
かすれた声をあげながら、
顔を赤くして、身体を揺らす。
お腹のなかにうずく違和感をとりたくて。
きばる。きばる。きばる。
どうか、頑張ってほしい。
お腹をさすりながら応援する。
大人だって生活が変われば、
身体の変化がでる。
人に言わせればつまらないことでも、
気になることはある。
誰にでも起こりうること。
そんな局面に出会うとき、
気張らなければいけない。
きばって、きばって、
乗り越えていかなければいけない。
当たり前のことを、
子どもが教えてくれた。