※一番下に追記を書きました。
プレ企画の抽選の前に、こちらのお話をさせてください
先日書いた「1歳3か月のキロクと、ディフィカルトベビーその後」についての記事についてご批判をいただき、いろいろ考えました。
(追記に、いただいたご批判の意見を載せていましたが、いろいろ考えた結果、最終的に記事そのものをすべて削除させていただきました。何の話??という方もいらっしゃると思いますが、申し訳ありません・・・)
私が一番伝えたかったことを、改めて考えてまとめてみました。
◎親を苦しめる「ディフィカルトチャイルド、ディフィカルトベビー」と言われる赤ちゃんがいて、それは全体の赤ちゃんの1~2割の割合で存在するということ。
ディフィカルトチャイルドとは→*
◎親はどうしてうちの子だけ??と悩み、苦しみ、心身ともに疲れ果ててしまうということ。
◎ディフィカルトベビーは、病気でもなんでもなく、躾や親の育て方に問題があるわけでもなく、その赤ちゃんの生まれ持った気質であるということ。
◎日本では「ディフィカルトベビー」という存在をあまり知られていないことから、周りの人からは「親のしつけが悪い」とか、「親が神経質になりすぎているからそうなる」とか言われてしまい、誰にも相談できずに悩み苦しみ続けるお母さんたちがいるということ。
◎その赤ちゃんによって、親が虐待に走ってしまう例もあるということ。
私自身が、ディフィカルトベビーという言葉や存在をもっと早くから知っていれば、あんなに苦しむことはなかったな、と思うのです。(知ったのは生後6か月後半くらいでした)
ディフィカルトベビーという言葉や存在を最初から知っていれば、「この子はディフィカルトベビーだからしょうがない」と、もっともっとゆったり、もっともっと笑顔で接することができたんじゃないかな?と思います。
ディフィカルトベビーは病気ではないし、学術的に研究が進んでいるわけでもないようですし、病院で「診断」されるものでもありません。
親が、「うちの子はディフィカルトベビーだ。」と、思うだけです。ただそれだけ。
でも、「うちの子はディフィカルトベビー」と思うことは、うつ病の人が、病院で「あなたはうつ病です」と診断されることに、すごくよく似ていると思うのです。
うつ病の人が、いろいろと苦しい思いをしてきて、周りの人たちからは「怠けている」とか「みんな同じように頑張っているんだからお前も頑張れ」とか言われてきて、苦しくて、苦しくて・・・でも、病院で「うつ病」と診断されると、とても気が楽になる、と言うのをよく聞きます。
もちろん、うつ病は病気であるし、簡単に治すことができるものではないので、こんな表現してしまうとまた批判の対象になりかねないかもしれないですが・・・
私自身、自分の子が「ディフィカルトベビーだ」と思うことによって、ものすごく気持ちが楽になりました。
以前書いた記事 でも、「ディフィカルトベビーという言葉を初めて知って、まさにうちの子のことだと思った。とても気が楽になりました。」というような内容のメールを沢山いただきました。
その時も、それこそただの「育児苦労自慢」に思われるかもしれない・・・と思いつつ思い切って記事にしたので不安でしたが、そのようなメッセージを沢山いただいたことで、本当に書いてよかった、と思いました。
でも、ただひとつとても重要なことがあって、
子供の個性や性格が一人ひとり違う・・・・のと同じように・・・・いや、それ以前に、
「母親の個性や性格は一人ひとり違う」ということ。
「ディフィカルトベビー」を持つお母さんでも、とてもキャパシティーの広い忍耐強いお母さんであれば、そもそもそうであるということに気が付かない人もいるだろうし、それが悩みの種になるということも、ないのだと思います。
それから、「発達が早い云々」のこと。
実は、娘が生まれてすぐのころから、「この子は早く成長したくてしたくてしょうがないけど思い通りにならないから、泣いてるんだ」って、なんとなく親の勘?みたいなもので、ずっとそう思っていました。
それで、たまたまディフィカルトベビーのことを知って調べてみると、「発達が早い」という記述があり、
「やっぱりそうだった!!!」って、思ったのです。
それで、時間がたって成長して、一歳児検診でも「発達が早い」と言われていたし(体格は、成長曲線の一番下の方くらいなので小さい方です)、親子教室の先生にも言われていたし、身近なお友達にも早いねーと言われていたし、私自身も、他の子に比べると早い方だなぁと感じていました。
でも、まだ1歳児なので同じくらいの月齢の友達もそれほど多くはないし、比べる対象が少なく、その中で感じていただけなので、「別に普通」と言われればそうなんだと思います・・・
発達が早いのはディフィカルトベビーだったからだ!と勝手に思いこんでいる自分がいて、あのような記事を書いてしまいました。
でもたしかに、ディフィカルトベビーでも発達がゆっくりめのお子さんも沢山いらっしゃると思うので、そういったことを関連付けて書くことは大きな間違えだったのだと思います。
認識・配慮が足らずに、本当に申し訳ありませんでした。
正直、もうこのことについてはこれ以上言及するのはやめよう、と思っていたのですが、
今回の件で、ある人から、
「今朝のニュースでも赤ちゃんがママに命を奪われるというニュースを見ました。ディフィカルトチャイルド(ベビー)という言葉がもっと多くの人に知られていたらこんなことにならなかったかもしれないと思ったわ」
というメールを貰いました。
「伝えるのって難しいね」
って返信したら、
「でも誰かが伝えなきゃ」
って返ってきました。
もちろん、私のような小さな存在が、誰かの命を救える・・・なんて大それたことは言わないけれど、でも、1%でも誰かの気持ちを楽にできる可能性があるならば、批判の意見が存在するという前提の上で、私なりのやり方で、伝えていきたいな・・・と、思いました。
なので、改めてこのような記事を書かせていただきました。
その他にも励ましのコメントやメッセージをありがとうございました!
とても嬉しかったです。
「ディフィカルトベビーについて初めて知った、自分の娘もそうだったのだと思う、その時の自分を誉めてあげたいと思う、知れてよかった」という内容のメッセージもいただき、本当に私の方が救われました。
ありがとうございます!!
また、mさま、いただいたコメントにとても共感したので、一部そのまま引用させていただきました。ありがとうございました!
プレ企画のコメント欄に、その関連のコメントをいただいていたのですが、応募ではないということなので、申し訳ありませんがコメントは削除させていただきました。
でも、本当にありがたく読ませていただきました。
アメブロIDのリンクのある方は、個人的にお礼のメッセージをさせていただきます。
本当にありがとうございました!
生後8か月の時に書いた記事はコチラです→*
長々と読んでいただきありがとうございました。
<ここから追記です>
たくさんのコメントをいただきありがとうございました!
様々なご意見、貴重な経験談を、涙しながら読ませていただきました。
私の意図することを理解してくださる方がたくさんいらっしゃったようで、正直心からほっとしました。
また私自身が予想もしなかった考え方があるということも知り、とても勉強になりました。
どなたかが、「自分の中でストンと納得する言葉に出会えることってすごく大事」というようなことを書き込んでくださいましたが、私はそれにとても共感しました。
それから、あくまでも私の意見なのですが、もし自分の子がほかの人から見るとディフィカルトベビーではないとしても、「うちの子はディフィカルトベビーだ」とお母さんが思うことによって納得し、笑顔で育児ができるのであれば、それはそれでいいのでは??と、私は思います。
うちの娘も、誰かに「あなたの子供はディフィカルトベビーだよ」と言われたわけでもなく、自分で勝手にそう思っているだけなので・・・・
でも、それだけで私はとても救われました。
育児の話だけではなく、人の考え方は100人いれば100通りで、どれが正しいとかどれが間違えているとかではなく、自分がその情報に納得すればそれを取り入れていけばいいのだと、改めて感じました。
また、障害との関連性があるのでは?とコメントしてくださった方がいらっしゃったのですが、すみません、私はわからないですし、それ以上の言及はできないです。
ただ、ディフィカルトベビー・ディフィカルトチャイルド=障害ではないということです。
そのことも含めて、ひとつの情報として捉えていただけるとありがたいです。
まだ育児経験なんて呼べるものではないくらい経験が乏しい私なんかが、偉そうに述べてしまい、本当に申し訳ありませんでした。
それから、最初に批判のコメントをくださった方を悪者に仕立て上げるつもりは一切ありません!
正直、最初は悲しかったし辛い気持ちになったけど、今は私の伝え方が間違えていたということを教えていただいて、とても感謝しています。
批判のコメントをすること自体、とても勇気のいることだと思います。
たくさんの方が、私の気持ちを察して優しい言葉をかけてくださったこと、本当に本当に心から感謝の気持ちでいっぱいです。
正直とても落ち込んだので(笑)本当に気持ちが救われました。
本当にいろいろ勉強になったし、自分の未熟さを改めて痛感しました。
たくさんのご意見を、本当にありがとうございました。