どこか町の公民館のような。
スーツを纏い、二階から礼儀正しく降りてくる私。
一階にはAさん。どうやら私はAさんに弟子入りしたようだ。
内心不服そう。
公演を終えたゲストにAさんが挨拶している。
柱の影からBさんが私を脅かそうとしているのに気づき、足を止める。
私が気づいているのに向こうが気づいたのを見計らい、一団に声をかける。
おつかれさまでした
公演を終えたゲストは高齢の女性。女性はAさんと共に出口に向かう。
私はそのまま公民館の入り口横の柱をぐるっと回り、Bさんのもとへ。
声の耳という小説のグッズである傘を渡す。取手の部分に耳のレリーフが描かれている。
傘の部分はなんとなく肌色だ。おそらく色も微妙に肌色。傘は範囲は広くなく、縦にすっぽり
おおう形。
別れを告げ、AさんとBさんが入り口で今後の予定について談笑している。
Aさんは私がBさんに渡した傘をさして、2人で談笑している。変なデザインの傘。
渋谷に行きたい、とBさん。◯◯の個展がある、など。
私は踵を返し二階に戻る。私は不服そう。
二階の狭い一室に人がそこそこ集まっている。入り口角の屋根が金属補強されてるが微妙に雨漏り。
これから何をするの?と尋ねる私。
20年のイオンを◯◯さんが保有しているから、これから上映会だよ、と一室の一人。
恐らく1920年のものと認識。
そこに現れた宮崎駿らしき人物、手にはイオンと呼ばれる映画。
写真を撮る一室の皆。写真はまずいんじゃないのー、いいかと宮崎。
私は斜に構えて撮れなかった。
雨漏りした金属部分に映画をセット。ダンボのようなイラストが描かれている。
私が観せたいといった映画を皆で見る場面へ。
今年の三月に公開したばかりの3D映画。
スロープをすべりおりるような演出で全員座席へ。席数はゆうに200を超える。
私は何度もこの映画を観たことがあり、会話の一語一句を覚えている。
とはいえ、今年の映画はなかったか。リチャードリンクレイターのウェイキングライフが良かったかな
と内心恥ずかしがる。
会場中央にやや褐色の女性が現れ、席の間を歩きながら皆に英語で挨拶をしていく。
私にも。フロムジャパン。隣の女性が半分頭をこすられる。不服そうな女性に
半分AIみたいなもんですよ、と私。
女性が中央に戻ったら映画開始。壇上にて監督らしき中学生くらいの少年が、この映画を作るに至った
きっかけらしきものを熱弁している。私はその声に重ねて同じ台詞を言う。
どうやら私はこの映画の事が相当好きなようだ。
僕は人生初の喧嘩に負けた。それは先輩の事務所に挨拶に行った時。
先輩はいつも優しく、僕のわがままも何でも聞いてくれた。
思っている事があるのだろう、全て言えばいい、と先輩。
僕は口を開き、思っている事を口にした。僕は人生初の喧嘩に負けた。
そしてこの映画を作っている2024年1月10日現在、〇〇連合所沢支部への
入会は中断すると共に、絶望的なものとなった。
僕はこんなコミュニケーションが取りたかった。
スクリーンに順番に映し出される少年の顔、一言ずつの台詞。
時折、監督の兄らしき人物の顔も出てきて理想らしい掛け合いが。
私もそれに合わせて台詞を口にする。すごく嬉しそう。
やはり私は何度もこの映画を観ていて、相当好きなようだ。
その結果が、こうです。と場面が変わり、スクリーンには
スマホのインカメラに険しい顔をしたスーツ姿の男性二人。コメディアンと認識。
カメラを少しずつ移動させ、夕暮れの砂漠に多数の正座した中東風の人達。
何故か私は大笑い。
カメラを向けている事に気づいた数人が、カメラに向かって怒号を浴びせながら
一斉に座れと怒鳴っているように見える。