中学の時の野球部時代、試合帰りや学校帰りは買い食い禁止でした。
僕はコンビニに寄り、まるごとソーセージとコーラを買うのが日課でした。
運命の日は突然やってきた。
練習試合が終わり、後輩達(通称キャップ軍団)を引き連れ、まるごとソーセージとコーラを買った。
その日はヒットを打って気分が良かったので普段はジュース以外購入禁止ルールのあるキャップ軍団も無礼講で、まるごとソーセージを買うことを許可してみんなでまるごとソーセージを買って食べていた。
それはそれは美味しく、マスタード風味のマヨネーズがいいスパイスとなりそれこそパンもまとめてまるごといただいた。
コーラを片手にかっこよく改造されたカマキリハンドルのチャリのサドルに腰をかけた瞬間、ヘッドコーチが車の窓から覗き込んでいる。
知らないフリをして逃げようとしたが、車に勝てるはずもなくあえなく御用。
後輩達はルパンと銭形みたいっすと笑いながら見ていた。
ヘッドコーチは言う。
..............ろえ
?
よく聞こえないので、え?
と聞き返すと繰り返す
グラウンドの石無くなるまで拾え
耳を疑ったが、従うしかないためにチャリで30分ほどかけて学校のグラウンドに到着(時刻は13時くらいだっただろうか)
そこから石拾いが始まり、一人一個バケツを渡されこれ3杯分石拾ったら帰れと言われる
キャップ軍団の後輩達は一つ一つ石をひろう
大きい石を探すもの、手当たり次第石を拾うもの様々だった。
僕は途方も無い作業に嫌気がさし
禁忌を犯す
そう、トンボを使って砂で埋め上の方だけ石を乗せて偽装したのだ。
二杯目までは成功。
三杯目に関しては半分いかないくらいの砂にしてあとはガチンコで石を乗せた。
終わったので帰ろうとしたその時ヘッドコーチ(通称モグ)が言う。
おい、お前やけに拾うのうまいな!
キャップは返す
はい、普段から石めっちゃ邪魔やなおもてたんで大体の場所は覚えてました。
よし、これで帰ろう。
ヘッドコーチ『まだ誰も一杯も来てないのにすごいな。ほんで、お前のバケツ捨てたとこ砂だらけやんけ。』
そう、バレたのだ
僕は言い訳を考え、指紋が無くなると思うと怖くて砂を触らなかったと言うとヘッドコーチは21時までやれと言って来たのだ。
その時僕は思った
急がば回れとはこのことか、と。
結局本当に21時まで一人でグラウンドの石を拾い続け、塾も休み手は血だらけで散々な一日となったのだ。
今考えると、体罰だったり色々な問題に発展しそうなハラスメントのように感じるが僕の中ではいい思い出であり、これがあったから今の自分があるのでは?
と思うのでもしも今の時代に同じようなことが起きても、プライドを捨て動画を撮りながらこう言うだろう。
【教育委員会に訴えてやる】











