〜なんとか色違いのリングを取り除く事に成功した田嶋さんだったが、今まで取り扱ってきた一色から二色になる事への複雑な心境で後ろ向きになってしまう〜
きぃーっ。がたっ。
愛車を停める。
ごくりっ
大きく唾を飲み込む田嶋さん
なんと、あまりの動揺から人生初のスナック入店を果たす。
からんころんからん
いらっしゃっいませ
齢40ほどだろうか、少し長い髪で薄化粧の綺麗な女性が田嶋さんに声をかける。
桜子『ごめんなさいね、今日はお休みにしようかと思っていたの』
泣いていたのだろうか、目が少し腫れている
そんな事には気付けるはずもない田嶋さん
ありったけの勇気と勢いで入店は果たしたが、なんと休業日。
ついてない
肩を落としながら、お店を後にしようとする田嶋さん
桜子『待ってお客さん、お名前は?』
乾いた唇をペロリと舐め上げ、ゴクリと唾を飲み込む田嶋さん
少し間をあけ、何度も何度も口をもごもごさせながら、ドアをバタンと閉めてしまった。
羞恥もあっただろう、緊張もあっただろう、苛立ちもあっただろう
湧き出る様々な感情、この数の感情は田嶋さんには少し荷が重い
頑張れ!田嶋さん
いつもより倍以上ゆっくりとサドルを漕ぐ
のらりくらりのらりくらり
どうやら自転車を漕いでるうちにいつもの田嶋さんに戻ったようだ。
近所のコンビニで主食であるカシューナッツとコンビーフを購入し、自転車に乗ろうとしたその時
田嶋さんは驚きのあまり、自転車のハンドルを握ろうとしたが、汗で手を滑らせてしまい、尻餅をついてしまう。
それもそのはず、先程閉店したスナック桜子のママが目の前にいたのだ。
どうなる!田嶋さん
次回予告
【頑張れ!田嶋さん これって、デートなのか?!】
※いつも頑張れ!田嶋さん を応援いただきありがとうございます。次週は作者が野球を頑張るため頑張れ!田嶋さんは休載となります。





