Sugarless Sweet Home -2ページ目

月曜日

Chiiは週末を乗り越えました。

何度もこれで最後か?と思われる出来事がありましたが、
何度もそれを乗り越えました。
「パパンとママンのそばにいたい。」
彼女の思いがここまで頑張ってるのだと思います。

皆様の言う通り、こんな状態になっても、
本当にフラットは人が好きで気遣ってくれるんですね…
想像を絶する強い想いが、この生命力を示すのでしょうか?

その気持ちに答えるべく、夫婦交代で仮眠をとって彼女に付き添っています。

健気すぎて、涙が止まんないよ。

いいんだよ?わがまま言っても…苦しいと叫んでも…

Chiiと呼んで、そっと撫でるとゆっくりと尻尾を2~3回振ります。
涙とヨダレで汚れてしまったお顔をホットタオルで拭いてあげると、
虚ろな目の奥で喜んでいるのがわかります。

深い悲しみの波に襲われることはあっても、
基本とっても穏やかで、平和な時間を過ごせています。

Chiiがくれる最後の時間なんでしょうね…最後までいい子でいてくれるんですね。

もっと迷惑かけても全然かまわないのに…

先ほど「Chiiが心配だなぁ…仕事行きたくないなぁ…」とオットが出勤しました。
私は夜勤で出勤が遅いのですが、夫婦がいなくなる時間帯は私の母が来る事になってます。
土曜日も、日曜日も、母は夫婦を気遣って看病に来てくれました。
忘れもしない2009.3.31にAnnaを保護した時も、母は優しかった。
仮眠をとったり、スーパーに行ったり出来ました。ありがたいな…

病院に電話で相談したら、お薬が追加され取りに行きました。
セレニア錠と言う嘔吐抑制薬です。
普通の薬じゃ効果が望めないと言う事で、一番強いのを出してくれました。

効果は絶大で、飲んで1時間もしないうちに症状がおさまり寝てくれました。
ずっと吐いて、身の置き所がない様子でしたから…よかったです。

皆様から頂いているメッセージもChiiに伝えています。

本当にありがとう。

最後まで彼女が穏やかに過ごせます様に…

支えてくださる皆様に感謝。


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ターミナルケアを考える

Chiiさん厳しいです。

嘔吐が止まりません。
朝にシリンジ食を少しだけあげましたが…それは吐きませんでした。
水もシリンジで押しても、嚥下がつらいのかほどんど飲み込みません。

ターミナル期に入りました。
最後の生きるを考え実行しなくてはいけないですね。
難しい話ですみません。

医療現場では、このような時期に入った患者様に対して、
様々なトラブルを抱えています。
学会でも毎回取り上げられ、みんな真剣に考えてます。
本来なら、事前に聞いておければいいのですが、
高齢化社会において、また治療に希望を持っている方に対して、
なかなか「死ぬ前にどうしたい?」とは聞けないのです。

とっても大事な事なのに…死と言う言葉がタブーなのです。

「命尽きる瞬間まで、どう生きたいか?」
"死"ではなく"生"を尊重する為の意味なのに…
中々、そこを伝えるのは難しい。

それでも事前調査を行う病院は、少しずつ増えているそうです。

Sugarless Sweet Home

今日はずっとソファーにいます。
朝、少しだけ散歩に行きました。
でも、ヨタヨタですぐに戻りました。

舌は血の気がありません。
貧血が相当進んだとわかります。

表情に生気がありません。
目も半開きで、体の動きも少ないです。

どんなに辛いか…見ていて色んな事を感じます。

仕事から戻ると、ソファーの下は嘔吐物でいっぱいでした。
きっと何度も吐いたのでしょう。
何故か、ソファーの上には吐いていません。
私の事を気遣ってくれたのかな?
トイレには頑張って行ってくれたようです。
お漏らしはありませんでした。
昨日から下痢です。尿量も極端に減りました。

水分をあげようとシリンジでお水を流すと、
ちょっとだけゴックンして、後は飲み込む事をせず、
口からこぼれて行きました。

自分の運命をただひたすら受け止め続けるChiiの姿。
神の慈悲がなければ、週末を超えるのは厳しいかもしれません。

本当に最後なんだ…Chiiがもういなくなっちゃうんだ。

あすちゃん胸がつぶれそうです。

医療には緩和ケア(palliative care=パリアティブ・ケア)の定義があります。
・痛みやその他の苦痛な症状から解放する。
・生命(人生)を尊重し、死ぬことをごく自然な過程であると認める。
・死を早めたり、引き延ばしたりしない。
・死を迎えるまで患者が人生をできる限り積極的に生きてゆけるように支える。

この考え方をすべて当てはめて行動するのは難しいケド、
少しでも彼女が穏やかに過ごせるよう、出来る事を全てやってあげよう。

涙なしでは彼女を見れないけれど…

Chiiと沢山話そう。

最後まで「大好きだよ。」と伝え続けよう…



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今日も散歩へ

Chiiは今日も散歩に行けました。

でも、弱ってます。
今週に入って、腎臓の残りの機能に限界が来たのか…
落ち方が日に日に加速してる様な気がします。

呼んで来なくなりました。
歩くのが辛くなってきたようです。
立ち上がるのも、いつものキレがありません。

今朝、ご飯と薬を吐きました。
夕方、胃の中が空のハズですが吐きます。

ついに来たか…と言うカンジです。

ワンコは吐いちゃったりと言うのはある事で…
出てしまえばスッキリしているかと思うのですが…

もう顔の表情が違います。悲壮感が漂ってます。

目から涙を流しながら吐いていて、辛そうです。

そのままゴロンと倒れて、体をピクピクさせながら横たわっています。

吐いて涙を流す長女は、私に「つらい。」と言います。

自分が生きる為に食べたモノが毒素化してChiiを攻撃してます。

まだ6年しか生きていないのに…
本当に可哀想で…出来るなら私が代わってあげたい。

先ほどオットが帰ってきて、「散歩行くか?」と言うと…
「いきまちゅ!!」と言います。
横たわったまま、ドグベを尻尾でポンポン叩き、すんごく嬉しそうな表情。

今、オットと出かけました。

水分だけはちゃんと補給してあげよう…
帰ってきたら、点滴です。


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