7歳児の二か月
夏休みから二年生の国語と算数を見ています。ご近所さんの坊やです。頼まれたときは学校のテストがくらくらするような点でした。でも初めて会ったときにこの子は本当は素敵な資質を持っていると思いました。ご家庭のお話を進めていくと、ご家族もなかなかの学歴をお持ちです。そこからは魔法使いの出番です。基本は今も昔も読み書きそろばん。ただ、そろばんは計算に置き換えていますけれど…。「計算」格好の教材があるのですが4月から毎日3問づつ解くというスタイルの計算問題集です。夏休み中に追いつける目途をつけようと、毎日15問づつの宿題を出しました。7歳児はしっかり取り組み、うっかりミスも減りました。そして昨日で追いつき宿題は一日3問に激減しました。計画通りです。「書く」毎日、誰かに向けて○○あのねと日記を書くことを課題にしました。初めは本当に短い文章しか書けませんでしたが、少しずつ長く書けるようにしていきました。添削をしながら、その場にいなかった人にも状況や思いが伝わるように書こうと指示を与えました。そして習ったことばは漢字で書くことを条件に付けくわえ、次には句読点を正しく打てるように…。段階を追うことで人に伝わる文章が書けるようになりました。「読む」彼の書棚にはたくさんの本があります。その音読をさせることにしました。初めは彼が選んだ絵本から。ところで彼のベッドの枕元には「エルマーとりゅう」という本が置いてありました。いつも寝る前にお母さんに読んでもらうとのこと。「エルマーとりゅう」を音読させることにしました。朝昼晩と1日三回読むというのが課題でした。はじめは棒読みでしたがやがて感情移入して読めるようになりました。夏休みには読書感想文の宿題があります。「課題図書でなくてもいいですか」とお母さんに尋ねられましたが、それはあくまで参考なのでこだわる必要はありませんと伝え、「エルマーとりゅう」で書くことにしました。登校日が提出期限と急に聞いて内心大慌てしましたが、書けるまで頑張ると本人が言うので、KJ法を使って2時間半で何とか完成しました。そして今日指導に行くと、学校の原稿用紙が置いてありました。クラスで一人選ばれてコンクールに出してもらえるようです。「お母さんと一緒にふくらませてきてね」と先生から言われたと誇らしげでした。おかあさんに膨らませる方法を伝えました。賢いお母さんなのできっと子供の言葉を引き出してくださることでしょう。二か月の子供の頑張りがすぐにかたちに現れ、子供が頑張った成果を実感できたのは幸せなことです。私も、この子と出会えてよかったです。