しばらくブログをさぼってました。
このところ珍しく、本当に忙しくしておりました。
まだまだ年末まで色々盛りだくさんですが、ちょっと心のゆとりができたので
書いてみます。
8月頃から準備も含めチャゲさんの細道ツアーに行って参りました。
今年は、震災等の余韻も含め、チャゲさんもかなり色んな想いがあったようでした。
もちろん、私たちもそうですが、音楽やってる人たちの無力を痛感し、
でも何かしたい、しなくては。という気持ちで、動き始めた感じがします。
私たちは直接は大した被害がなく済みましたが、まだまだ東北のみなさんは、
大変な日々を送ってらっしゃると思うと、身が引き締まります。
今回のチャゲさんは、ブルースハープなどを駆使し、
魂を揺さぶるようなパフォーマンスをしてくださいました。
心の声が私の細胞を揺り起こすようでした。
私個人は、母の他界という自分に取っての一大事があり、
精神的にも色々と変化の時期でもありました。
ドラムの奏法の変革をして、それにより、今まで出来てた事が出来なくなったり
また出来なかった事ができるようになったりして、
色んな事と相まって精神的にも結構不安になったりと、大変でした。
ここにきてやっとそれを語れるくらいになってきましたが。
10/31には、自分の誕生日ライブをやりました。
沢山の素敵なアーティストたちのサポートで、どうにか無事盛況に終わる事が出来た事
この場を借りてお礼申し上げます。
歌姫の、辻香織ちゃん、中嶋晃子ちゃん、柚楽弥衣ちゃん、
お祝いに駆けつけてくれた大御所の、吉川忠英さん、村上啓介さん、
私のつたない譜面にも関わらず最高のパフォーマンスをしてくださったミュージシャン、林隆史さん、大古富士子ちゃん、吉田一夫さん、瀬戸尚之さん
VJの千葉亜妃子さん
そしてGee-geのスタッフの皆さん。
ドラムの生徒のお二方。
本当にありがとうございました。
そして久しぶりに見に来てくださった方、懐かしい顔、そしていつも私を励ましてくださってる方々
そういう皆の愛が2011という私にとっての節目の誕生日を温かく包んでくださいました。
思い出しても涙が出てしまいます。
本当にありがとう。。。
11/2には、中嶋晃子ちゃんのライブを、鹿島達也さんと手伝ってきました。
晃子ちゃんは、魔女会などでもご一緒していて、エキセントリックかつ幻想的な歌姫。
とても才能のある素敵な、そして大好きなアーティスト。
鹿島さんとも久しぶりでしたが、グルービーでゴリッとした、ぶっといベースなのに
とても独特のお洒落なセンス感があり、やはり私は彼のベースがとても好きだなぁと再確認。
nino trincaやepochで一緒だった、アカデミー賞受賞者のアレンジャー上田禎くんも見に来てくれていて、久しぶりに一緒に軽くうち上がりました。
久しぶりでも、やっぱりこのメンバーが集まると、なんとなく家族のようなあったかい空気になる。
友達っていいなぁ。
11/9には、倉橋ルイ子さんのサポートをしてきました。
ルイ子さんはバラードの女王と言われているにふさわしく、素晴らしい歌唱力で
バンドをぐいぐい引っ張って行きます。
やはり震災の事を話していらっしゃり、心を痛めている様子。
みんな想いは一緒ですね。私よりも少し年上ですが、とても可愛い人で
一緒にいると元気になります。
11/15は、誕生日ライブでもお世話になった、synchaのライブでした。
変拍子バリバリのプログレです。
変拍子は演奏していると、何故か思考が停止して、トリップ状態になります。
その疾走感と音楽の激流に突き動かされて行くような独特の感覚が病みつきになります。
まだ体験されていない方は、是非遊びに来てください。
対バンの鶴瑞輝くんよかったなぁ。どこかビートルズの香りのするサウンドに
伸びやかで甘くでも強い声。なんとなくトモフスキーを思い出させてくれました。
彼の曲で、新しい世界はもう始まってるという曲があったんだけど
私も同感。そんな気がしてます。
今日、マイスペースのニュースで某レコード会社が新人募集のオーディションをしてました。
ふと思ったんだけど、レコード業界は、これらの新人にどれだけお金をかける余裕があるんだろう?
受け取る側も、インターネット、発信する側もインターネットという時代になって
独占的に権利をかき集めて、アーティストを加工し、
まるで商品のように宣伝をし、売れなくなったらぽいと捨てる。
会社を存続させる為に、愛のない仕事もする
そんな時代はもう終わったような気がしてしまった。
いい物は、口コミでいくらでも広がる時代になってきた。
また、受け取り手の年齢層も広がり、増々多様性が受け入れられるようになってきたしね。
音楽に限らず、大きな会社になると、会社存続の為に人が働かされる感じがする。
電力会社の話もしかり。
農業でもなんでも、巨大化した仕組みは、人の心を失わせる。
大事な事は、沢山儲ける事ではなくて
全ての人が十分に豊かに暮らせる社会が来る事。
巨大企業に心もお金も労力も人間性も全部持って行かれるよりも
小さくてもいいから、心の通った、愛とぬくもりのある、
そして全てがまんべんなく豊かになれる社会。
地球環境を大切にし、動物と共生し、人と人が思いやり、
生きてることを楽しみつつ、しかも便利で文化的な世界
インターネットがその一端を担うんではないかなぁ。
そんな『新しい』時代が来るように、
私も自分の生き方を考え直してみたいと思った。