花の金曜日(古っ!)、浅草にちょいくら引く取りに行くものがありましてね。
仕事を早めに切り上げて、ダンナちゃんと待合せ。
浅草って、いつも休日のお昼にプラプラすることが多いので、平日の夜ってのも面白そうじゃないかっつぅことでしてね。
いやん、楽しすぎて、終電逃しちゃって帰れないなんて事態に陥るんじゃないだろか?

で、降り立った浅草は、といえば......
人が居ない!
あの雷門が、まさかの このありさま。
写真を撮る人で群がる あの雷門が、おしくらまんじゅうしながら歩くような仲見世が.....
なんか、拍子抜け。

スカイツリーはキレイなんだけどね。
お目当てだった、浅草寺裏の煮込み屋さんが並ぶエリアでも、どのお店も閑古鳥で東洋系外国人が執拗に客引きしてる。
ワイワイ ガヤガヤして賑わう店内を見ると、何とも美味しそうで惹かれるんだがね、こう片言の日本語で「なかは あたたかい ですよ~。おにいさん・おねえさん」なんて言われると、一挙に興ざめ。
裏切られた気分で、グルグル散歩するものの、結構シャッターが閉まってる。
やはり、日中&休日の街なのか?
もう、お店決まらないし、寒いしっつぅんで最後に目についたお蕎麦屋さんに。

はぁぁ、この寒さにゃ熱燗よね。
くぅ~~っ、暖まる。

女将さんが、「これね、ピーマンの浅漬なのよ。珍しでしょ?さっぱりしていて美味しいの」って。
「見た目は、お弁当とか定食についてくる胡瓜の漬物に似てるけどね、へぇぇぇ、ピーマンなんだぁ」なんてダンナちゃんと話しながら一口つまむと.....
?????
あれれ、これは アノよく似た漬物の味なんですけど。
胡瓜と紫蘇のみの、あの漬物。
衝撃お出だしで、お店を変えようかとも思いましたが、寒いし、もう気が遠くなるくらいお腹空いたし。

山芋とろろ
あぁぁ、これはうまい。ほっ。

天婦羅盛り合わせ
衣がちょいと厚めですな。

鶏の山葵和え
これも、思ったのと違うなぁ。
鶏を山葵と一緒に蒸してる感じかな?ちょっと不思議。

玉子焼
全般的に、まぁよくある感じのお料理ちゃんたちなんだけど、木造の古い店構えと浅草で飲んでるってことだけで、ちょいくら特別感があったりしてね。
なんか、浅草の蕎麦屋で熱燗飲んで なんてさ、ちょっといいよね。

じゅんさいと葛きりの酢の物
葛きりが入った酢の物って初めて。以外に歯ごたえが良くて美味しい。

板わさ
かまぼこ好きのダンナちゃんとしては、食べずにはおられません。
「この大きさと歯切れは、山口のかな?」って、博士じゃの。

〆は鴨南
添えられていたのは、なんと胡椒。
これが、以外によく合う。
ちょっとラーメンっぽいような雰囲気にもなるんだけど、しっかりした出汁のおかげで、ちゃんとお蕎麦。
こちらは、シンプルにお蕎麦だけ楽しむのが良いのかも。
もう一軒なんて言う訳もなく。
だって、お店やってないし。
しょぼしょぼ帰りましたわよ。
終電の心配していたのにね。
意外な、浅草の夜でした。