今回は、直近の船長さんが3名乗船されていました。
それぞれの船長さん、個性があって素敵なんですが、中でも私たち夫婦は中村船長のファン。
母が何度か長いクルーズで面識があるので、中村船長ご夫妻とお昼ご飯をご一緒させていただきました。
2日目の終日クルーズの夜は、飛鳥の20周年を祝うアニバーサリー・ディナー。
実は、飛鳥のお誕生日は10月28日で、私の誕生日と一日違い。

ディナー前のカクテルパーティー。
弦楽四重奏の生演奏が流れる中で、記念のカクテルをいただきます。
いやぁ、毎日こんな生活してたら、頭おかしくなっちゃいそうですけどね~。(爆)
できるもんなら、してみたいもんだわ。

20周年の感謝をこめて—
というアニバーサリーディナー。
いやいや、こちらこそいつもおいしいお食事を感謝です。
すんごくこだわったディナーのようで、期待大!
って、「秋・冬」って書いてるのは、また春には一新するってことかにゃ。
さらに、わくわく。

前菜(醍醐・五海)
ずわい蟹と帆立のセビッチェ
鮪のアンディエンヌ
小海老を纏った手長海老のピンチョス
あおり烏賊のフリット
寒ぶりの鮑肝ペースト
5つの海の幸を5つの調理法(生・蒸・煮・揚・焼)で、5つの味(甘・辛・酸・苦・鹹<からい>)に仕上げられているそうです。
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メニューにかかれていた文章のウケウリですが.....
お皿左上の「ずわい蟹と帆立のセビッチェ」が絶品

ベジタブルウェーブ 船上スモークチーズソース
自家製スモークチーズソースでいただくお野菜だそうですが....
船ん中でスモーク?燻したの??
すんげぇ。
スモークの香りはほんのり。
ひとつひとつのお野菜が絶品。

コラーゲンを多く含んだ海のスープ
魚介のスープに、ふかひれや海藻が浮かんでます。
これね、すんごく美味しかった。
本当に、海の香りなの。
ベースになってる魚介のスープが、すごく丁寧に作ってあるんだろうな。

海洋深層水塩でアセゾネしたマトウダイのポワレ
20 Island Sauce
20の島々をイメージした20種類の食材(フェタチーズ、オリーブ、ケッパー、ドライトマト、香草など)を使ったオリジナソースだそうで。
マトウダイ自体もね、皮がカリッとしていてね。
ソースも意外にさっぱりしています。
前日の夜にもいただいた

アサツユが、このマトウダイに合うということでね、この夜もリピートオーダー。
ワインは、私とダンナちゃんががつがついただいて、母は何と日本酒。
ダイニングのフィリピン人スタッフに「常温」を教え込んでしまった母。すっかり定番になってしまって、母が「日本酒ね」って馴染みのスタッフに言うと、「常温ですね」なんて返してくれます。
でも、きっちりお肉が来る頃には飲み干して(爆)、ちゃんと赤に切り替えますぜ。

アサツユと同じケンゾーエステートの紫鈴。

色も素晴らしいけれど、香り高く味にも深みがあって、すんばらしい。

黒毛和牛フィレ肉のロースト
シェフのソース
この厚みがですねぇ、贅沢ですねぇ。
やわらかいお肉は、噛めば噛む程お肉の味が出てくる感じ。
つけあわせのお野菜、特に蕪がおいしい。
前菜もそうだったけれど、今回のディナーではお野菜の美味しさが際立っていました。

パパイヤの浮島 マカデミアナッツのアイスクリーム
飛鳥のマークもついていて、食べるのがもったいないような美しさ。
以前、親しくしていたスタッフに聞いた話。
初代飛鳥の頃だから、200人分くらいかしら?厨房でディナーの盛りつけが終わったお皿が並んだところで船が大揺れし、ほぼ全部がガッシャ~ンってテーブルから滑り落ちてしまったんですって。
もちろん、すぐに作り直しだそうで.....
そして、このお話を聞かせてくれたフィリピン人スタッフ、実は船酔いがひどい体質らしく、いつも酔い止めを飲みながら100点の笑顔でフロアを仕切ってらっしゃったの。
他の外国船に引き抜かれて行ってしまったけれど、元気かなぁ。
こうしたスタッフの皆さんのご苦労のおかげで、私たちは ものすご~く楽しませていただいています。
ありがとうございます。