
もともと、じっと座ってデスクワークに集中するタイプじゃないからね、お昼休みは基本的にはお散歩タイムなのよね。
以前は、お弁当持ってお仕事に出かけていた頃もあったの。
でも、お弁当持ってっちゃうと、一日外に出るタイミングなく仕事場に居たりする羽目になっちゃうのよね。
そりゃ耐えられん!
なので、今のようなランチ放浪の旅をしているわけであります。
もともと、魚系和食が好きな私だけど、最近はますます頻度が高まってる気がするわ。
寄る年波ってやつですかね。

前から、もんのすごく気になってたんだけど、どうも入りにくくていたお店に行ってみよっと。

大手町から淡路町に向かって歩く途中、路地を少し入った所にあるこちら。
カウンターだけの小さなお店で、うっかり通り過ぎてしまいそう。
でも、なんかスゴく美味しそうな物が食べれる予感がするのよね。
定食は、煮魚(カレイの煮付けか鯖味噌煮)、焼き魚、鮪ブツ、刺身などお魚に特化しています。
叔父様方が居並ぶカウンターの一番奥に座ると、家族経営らしい中のお父様とおぼしき方が、にっこり微笑みながら「今日の焼き魚は西京焼ですよ」って。
もぉ。私のツボをご存知なのかしら?
迷わず、「じゃぁ、西京焼をお願いします」ってオーダーしちゃった。

なんか、美しい定食ですよね~。
こちらは800円なんだけど、行き着けの500円魚系ランチのお店の定食とは、ちと居住まいが違うにゃ。

目鯛の西京焼。
ちょっと小振りに見えるけど、厚みがなかなかあります。
厚焼き玉子がうれしい~。

煮物は、カボチャと人参とこんにゃくと豆腐の寄せもの、青みのブロッコリー。
煮物も、キャベツのお漬物も丁寧な自家製物と思われ、おふくろの味に飢える男子たちにか応えられんだろうな。
お味噌汁は、三ッ葉とナメコ。しっかりダシをとった深みのある味に、少し甘めのお味噌。
そして、ご飯がこのエリアの中では圧倒的においしいの。
こちらの定食だけで、ざっと数えて10品目以上の食材が使われています。
お料理と同じくらい、接客も丁寧。
すっかりファンになってしもうた。
幼稚園の頃、母が長期入院したことがあったのね、
そのとき父に連れられて行った富士宮の駅前にあった定食屋さんを思い出しました。
幼稚園児のくせに、ここの鯖の味噌煮が好きでね。
次は、鯖の味噌煮定食いくぞ!
うお幸 (定食・食堂 / 小川町、淡路町、新御茶ノ水)
★★★★☆ 4.0