その境遇はいつだって
ひとつ違えば
いつか自分自身が
そうなってらいたかも
しれない状況
もし俺が鬼に
堕ちたとしても
鬼殺隊の
誰かが
俺の首を斬って
くれるはず
(鬼滅の刃11巻より)
炭治郎と禰󠄀豆子、妓夫太郎と堕姫。
同じく兄と妹。
一方は鬼にならないよう人間でいようとし、
もう一方は、鬼になり人間を怨む。
炭治郎の台詞がずしんと響く。
同じく不幸な境遇があっても、どちらを選ぶかは毎度毎回の選択を少しでも明るい方へと努力すること。
妓夫太郎は人間でいるときに明るい事すらなかった。唯一、妹の梅が希望だったのに、何もかも奪われて鬼になるという選択は妹を助け生きる術だったと思う。
そこを炭治郎は、自分が正義だと思わず、今でも鬼に堕ちるかもしれないと、不安定さを必死で律する姿が見える。主人公は完璧なヒーローではなく、弱さや不甲斐なさと戦っているところに共感した文でした。