きっと若い頃に比べると本当にあきらめることがたくさんの身体です。
1型糖尿病という不治の病いであることだってショックです。
そこには、1型糖尿病でインスリンがほとんどでないという事実。
網膜症でこれ以上悪くなるのをくいとめるだけで元の健康な目には戻れない事実。
左下の奥歯が全部抜けてしまった事実。
血圧が高めで、身体の筋肉が硬直しがちなこと。
みんなショックなことで元には戻らない絶望的なんだけれど生きててなんぼだよね。
そう思うようにしてます。
だって、悩んだから、何かしたからといって改善することがないことを悩んでもしかたないことだし。
1日でも長く自分自信が自分でいられたらと思います。
母は晩年、病院嫌いで持病の糖尿病で目がみえなくなり、本を読んだり、テレビを観たり、様々な楽しみを失いました。
さらにアルツハイマー病で愛する息子から尊厳を奪われました。
私も、ほとんどの記憶を失うかもしれません。
でも、母が残してくれた生きた証を自分の人生に活かすことが母の愛に応えることだと思うのです。
私も娘たちのために生きた証を残したいと思います。
不治の病いの1型糖尿病とうまく付き合う方法を。
確かにガタがきている身体は情けなくなります。
でも、失明しなかったし、なんとか平日派遣で働ける健康を維持してます。
気にしなければ、普通に生活できています。
ただ、昔みたいな生活をすると確実に失明するし寿命も縮まるなぁって実感してます。
そう、死という遠い存在が短に感じる年齢になったんです。
子供の頃から知っていた有名人の訃報を聞くたびに自分の死が現実味を帯びてきます。
いつかは来るとわかっていたけど未だに両親の死を受け入れられない私がいます。
そして、私自身もいなくなる。
それが自然の摂理なのです。
イヤだなと思う私がいるのも事実です。
長生きしたいなと思うのです。
病気に負けたくないと思うのです。
しかし、老化は止められないと感じる今日この頃です。
老いは止められないけど、
加齢臭は止められる…