寮の“オリエンテーション”という名の規律訓練は、ほんとに執拗でした。。それは寮則や、男の歌じゃ~の「寮歌」を覚えさせることが主要な目的であったのですが、それ以上に先輩に対する「あいさつ」=上下関係を徹底的に叩き込むものでした。

4回生=神様、3回生=人間、2回生=奴隷、1回生=ゴミ 

みたいなそんな関係でした。「ゴミ」ってね。時代錯誤も甚だしいし、そうゆうスタイルを何十年も踏襲してきた寮に信じられない頑迷さを感じました。

1泊2日でも良かったんです。

十分「センパイは偉い、怖い」ということは学習しましたので…それを4泊5日なんていうとんでもない長い時間、私たちは拘束されました。

食事もお風呂もありました。(当然)食べないと死んじゃいますよね~

 

でも、食堂に向かうまでに、3人も、4人も「オリエンテーション委員」が立っています。

その人に「こんにちは」、「失礼します!」と大声で叫び頭を下げます。

何回、いいえ、何十回もです。

 

声は枯れ、声は出なくなります。

「一発で決めろ!」なんて委員は言いますが、そうゆうのは幻想です。

 

ただの「訓練」ですから。へとへとになって、「ご飯をいただきます」

お風呂では「挨拶はなしでええ」なんていう委員が神様に見えたり。

でも、「髪を乾かさないと風邪をひくぞ」という委員に、(そんな優しい言葉にだまされへんぞ!!)

なんて思ったり…長い戦いでした。。