私とダーリンは毎日ディナーの後映画を一本観るのが楽しみなのですが、たまに映画までは見る時間がなかったりします。
その時に見るアメリカのTV番組のひとつ、ミリオネアマッチメーカー。
この結婚相談所のオーナー、パディが決めているルールのひとつは初めてのデートでセ ックスをしないこと。
守れなければ退会となってしまいます。
そして毎回初デートでお互い気に入ったカップルはキスをするのですが、
そのたびに私が
「Oh~」と顔をしかめるのでダーリンが
「カサブランカ、アメリカではお互いが気に入ったら初めてのデートでキスするのは当たり前なんだよ。」
「僕の人生の中で何度もキスを断られたのはカサブランカだけだから。」とダーリン。
「よく諦めずに辛抱したね~。」と私。
でも、面白いのはここから。
この間の日本人カップルとのデートの時もそうだったのですが、
ダーリンの友達でも結婚に至るまでの経過をよく聞かれます。
その時に必ずダーリンは自慢げにキスをさせてもらえなかった事を話すのです。
そして 「断られ続けても自分は何を求めているか、必要かは自分のこれまでの人生の中で充分に知っている。だから絶対に諦めない。そして手に入れる。」
そして満足げに隣にいる私に微笑むダーリン(笑)そこが可愛い。
ダーリン以外の男性ともそうだったのですが、
やはり男性は自分が選んだ、落としたという感覚が大切。
賢い女性なら本当は自分の方が先に目をつけていても
そこを上手に隠し、相手に口説かせてあげる。
初めてのデートでキスをする事。
これはアメリカでは当たり前だから。
皆しているから。
そうしないと嫌われてしまうかもしれないから。
そうしないともう誘ってもらえないかもしれないから。
違います。
そんなことは関係なく
あなたがそうしたいのかどうか。
それが一番大事。
そしてキスをしないことがもったいぶることではない事も大切。
無理に自分がしたくないことを相手に合わせる必要はありません。
嫌なものは嫌、そういえることもひとつの魅力となりあなたを守ってくれます。