私の結婚当初、外国人男性なんて知らない母はダーリンの私に対しての行動や私からの結婚生活を聞いて
「外国人の男の人は優しいなぁ。妹にも誰かおらんかなぁ。」そんな事をよく口にした。
今でも毎日の愛の言葉や、欠かさないマッサージの話を聞いては
「ええなぁ~。あんたは幸せやなぁ。」とため息をつく。
去年11月の帰国の時もデパートのドアを開けておば様たちを先に通したり荷物を持つダーリンを見て
「やっぱり外人さんは優しいなぁ。」
「娘には外人さんと結婚して欲しいわ。」と話題にしながら歩くおば様達。
きっと私の母や、そのおば様たちのように外国人の男性はレディーファーストで優しいと勘違いしている女性も多いのではないかと思う。
日本人男性だって優しくて、思いやりのある男性は沢山いるように外人男性だからと言ってみんながみんなそうではない。
見せ掛けの優しさに騙され暴力を受ける対象になる女性たちもいる。
暴力とは言葉の暴力ももちろん含まれる。
恋愛映画を見て憧れても、現実とは違うもの。
ここを見極める為にはやはり色々な人を見て慣れることが一番のように思う。
褒められ慣れれば「可愛いね。」「綺麗だね。」と言われたくらいでは
ボーっと有頂天にはならなくなる。
そんな言葉はこの国では挨拶のようなものだと
「あなたも素敵ね。」と
余裕を持って返せるくらいになる。
その人の本質を見抜けるように、間違ってしまったときに引き返せるように。
口先だけの言葉や短時間での行動や仕草で惑わされないように。
日本女性たちが騙されたり被害に合わないようにと願っています。