今日はご近所に住むビル(仮名)のお話。
この彼1ヶ月ほど前に離婚したばかりで、奥さんは2人の子供を連れてメインランドに引っ越していった。
中学生の娘さんは飽きないんだろうかって思うくらい毎日長い髪をなびかせて自転車に乗っていた。
毎日のようにその姿を見かけていた私は、もうあの姿も見ることがないんだな~と少し切なくなった。
ビルに離婚前から彼女がいたことは聞いていた。
この彼女というのがモンゴルの女性。
旅行好きのビルがモンゴルを旅行中に出会ったらしい。
うちのダーリンが写真を見せてもらったところ結構綺麗な女性らしい。
離婚したあとすぐにビルはモンゴルに渡りモンゴルでセレモニーをあげてきたそう。
そしてハワイに帰ってきた今、家は離婚の時に売ってしまっているので住む場所はなく、ダーリンパパの家に居候している。
もうすぐモンゴルからの花嫁がハワイに来るのでその間に住む場所を探すらしい。
。。。のだが。。。
今日の事ダーリンが。
「ベイビー、ビルは大嘘つきだ。
弟が聞いてしまったんだ2人の会話を。。。」
「何どうしたの」と私。
「ビルがモンゴルの彼女との国際電話で、彼女に今新築の君の為に買った家のカウチに座って君を待っているんだよと話していたんだって。」
「えぇ∑ヾ( ̄0 ̄;ノそれって嘘じゃないの
ポップの家で、彼家なんて持ってないじゃないの。」
「多分ビルはお金の事、仕事の事沢山の嘘を彼女に言ってるんじゃないかな。」
「信じられない。」。。。と絶句した私。
モンゴルは貧しい国、それでも彼女は一応町のほうに住み、モンゴルでは普通以上の生活をしていたように見られる。
だけれど、ここに渡ってしまってはもう飛行機代もない、何の人脈も知り合いもない。
何のパワーも彼女にはない。
モンゴルからこのアメリカ、ハワイに来て友達もいない、モンゴル人なんてここで会ったことも聞いたこともない。
食事だって何だって、とても不自由になるだろう。
彼女の英語力は何とかコミニケーションがとれる程度らしい。
それでも日本人ならワイキキで観光客相手の仕事くらいは見つかるだろう。
この彼女が仕事を見つけるのは不可能に近い。
あと何週間かでモンゴルの花嫁はやってくる。
一緒に住むうちにビルの嘘はメッキのように剥がれていくだろう。
私には彼女の失望ぶりが想像できるようだ。
しかも子連れかもしれないという話。
同じように異国の地に嫁に来た女として今後の彼女の事が心配でもあり興味もある私。
この嘘つき男のビル、現実の中で何処まで嘘を付いていくのかが見ものである。
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