J1仙台に今季新加入したブラジル人FWのマルキーニョス(35)が9日、退団した。東日本大震災と7日の震度6強の余震を理由に本人が日本でプレーすることに難色を示し、契約が解除された。婚約者の反対が大きかったとみられる。J1通算109得点を記録し、補強の目玉として期待していたチームにとって大打撃。他クラブの外国人選手の動向にも影響を及ぼしかねない。
復興に向けて歩み出した矢先、FWマルキーニョスが電撃退団した。東日本大震災後、一時ブラジルに戻っていたが、家族の反対を振り切って2日に再来日。千葉県市原市でのキャンプに参加したものの、7日に起きた震度6強の余震に不安を募らせていた。
「これからの人生を考えたとき、家族の下でという気持ちが強くなったのだろう。ブラジルの家族と婚約者の存在が、そうさせた」
丹治強化部長とともに説得した手倉森監督は落胆を隠せなかった。昨年3月に父を亡くしたときも帰国せず、日本でのプレーを選んだマルキーニョスだったが、今回は結婚を控えるフィアンセの猛反対で苦渋の決断を下したようだ。
指揮官が「仙台の地でマルキのプレーを見せたいんだ」と食い下がると、本人は深いため息をついたという。9日の午前練習前にチームメートに別れを告げ、宿舎を去った。別れ際に部屋で話したMF関口は、「“ゴメンネ"と言っていた。分かってあげたい」。プレーの連係を深めていたMF梁勇基は、「相手に与える脅威も大きかった。チームにとって痛い」と嘆いた。
J1歴代4位の通算109得点という記録を引っ提げて今季、鹿島から移籍したばかり。08年のMVP&得点王の退団劇が与える衝撃は、チーム内にとどまらない。手倉森監督は「ほかの外国人選手に影響が出かねない。この状況で、契約で縛ることができるのか。違約金も契約通りにならない」と“後追い退団"を心配する。
23日にはJ再開・川崎戦(等々力)、29日に本拠地開幕・浦和戦を迎える。「復興の先頭に立つ使命がある中、残ったヤツでやるしかない」。相次ぐ困難にも指揮官は自らに言い聞かせ、前を向いた。
復興に向けて歩み出した矢先、FWマルキーニョスが電撃退団した。東日本大震災後、一時ブラジルに戻っていたが、家族の反対を振り切って2日に再来日。千葉県市原市でのキャンプに参加したものの、7日に起きた震度6強の余震に不安を募らせていた。
「これからの人生を考えたとき、家族の下でという気持ちが強くなったのだろう。ブラジルの家族と婚約者の存在が、そうさせた」
丹治強化部長とともに説得した手倉森監督は落胆を隠せなかった。昨年3月に父を亡くしたときも帰国せず、日本でのプレーを選んだマルキーニョスだったが、今回は結婚を控えるフィアンセの猛反対で苦渋の決断を下したようだ。
指揮官が「仙台の地でマルキのプレーを見せたいんだ」と食い下がると、本人は深いため息をついたという。9日の午前練習前にチームメートに別れを告げ、宿舎を去った。別れ際に部屋で話したMF関口は、「“ゴメンネ"と言っていた。分かってあげたい」。プレーの連係を深めていたMF梁勇基は、「相手に与える脅威も大きかった。チームにとって痛い」と嘆いた。
J1歴代4位の通算109得点という記録を引っ提げて今季、鹿島から移籍したばかり。08年のMVP&得点王の退団劇が与える衝撃は、チーム内にとどまらない。手倉森監督は「ほかの外国人選手に影響が出かねない。この状況で、契約で縛ることができるのか。違約金も契約通りにならない」と“後追い退団"を心配する。
23日にはJ再開・川崎戦(等々力)、29日に本拠地開幕・浦和戦を迎える。「復興の先頭に立つ使命がある中、残ったヤツでやるしかない」。相次ぐ困難にも指揮官は自らに言い聞かせ、前を向いた。



