kokosangaのブログ

株式会社サンガは主に資産保有を目的にしております。 その為常に良質なファンドを構築しつづけていかねばなりません。 平成21年は徹底的な破壊の年と捉え「売り立てファンドコサンガ」を推奨します。

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居酒屋談議   5-07-1

 相場が上昇したり暴騰したりする時にも破綻者は確かに出るが、経済全体で見れば、潤っており、活気が漲っている。破綻者にしても生き延びてゆく方法がなんとか見つかる場合が多い。その意味では特別な救済措置は必要とされない。ところが経済が破綻し、収縮しての暴落の時、その悲惨を救う唯一の手段は売りであり、中でも売り方の行うから売り玉の買戻しだけがオーラを放ちながら経済再生への道標となる。言葉を変えて喩えれば、破壊された経済から脱出する唯一の“ノアの箱舟”であり、緊急避難用のタグボートである。破壊が酷ければ酷いほど、その意味合いは絶対のものとなる。崩壊の中で浮かんだ一瞬の閃きこそ、この売り建てのイメージであり、この売建てを実現する為の原資を“売り建てファンド”と称したのである。正に究極のファンドだ、と清次は確信した。


                  

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居酒屋談議   5-06-1

 相場の上昇局面に於いて、買い方も売り方も双方とも全力を挙げて最終局面に向かって進行していく。そしてある瞬間、売り方と買い方の勢力が拮抗し、その直後、買い意欲が少しづつ衰えてゆく。気が付くと、少しづつ買い方が売り方に変貌を遂げ、やがて買い意欲が零に近づいてゆく。次から次に買い方の売り落ちが行われ、売り損ねた買い玉は決済の機会すら奪われてしまう。更に新規の売り方も参入することで市場は売り一色となる。世界経済が破綻した事が分かった時、投資家の買い意欲は全くと言っていいほど影を潜め、圧倒的な勢力が売り方となり、かくして相場は音を発てて暴落していった。


             

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居酒屋談議   5-05-1

 相場の暴落は、一見ある日突然起こる様に見えているが、実は相場の出発点から始まって、大暴落に到るまで、幾度となく限りない回数でその予兆を起こしている。それはまるで、大地震の起こる前の数え切れない程の余震と同じものを想起させる。上昇しては下落し、下落しては上昇してゆく。下落は売り方が起こし、上昇は買い方がおこしてゆく。値位置のどの瞬間を捉えてみても、売り方と買い方の投入する資金量の総和は同額である。最終的には必ず同額が投入されているにも拘わらず、瞬間的に額が上回っている方につられる様にして上昇したり下落したりする。


                       

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居酒屋談議   5-04-1

 かくして、“売り建てファンド”のイメージが降って来る様にして生まれた。数ヶ月前のある日、武蔵野の野川沿いを散歩していた時、まるで神の啓示の様にして、突然に。清次はそれを、“売り建てファンド「コサンガ」”、と命名した。その時はまだ具体的な言葉でそのイメージを語る事は出来なかった。“売り建てファンド”と言う名目で百代に金を集めさせながら、金を集めている桃代自体が、一体何の事だろうと、訝しく思い続ける事にもなった。清次にその疑問をぶつけてみても、分からなければしなくてもいいよ、と厳しい口調で叱り付けられるだけで、結局黙って従うしかなかった。清次自身、イメージを具体化させる過程であり、それ以上の何物も語る事が出来なかったのである。


                  

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居酒屋談議   5-03-1

 恵利が肉体の門を開けようとした時、それはまるで相場が下落してきて底値をうってしまった時と同じ様な感じを清次に与えた。したくても出来ない状態は、時に、したいという思いすら奪ってしまう事がある。資金が枯渇していて、買いたくても買えない状態とそっくりの様な気がする。暴落相場の時、多くの人は、経済的に破綻するだけではなく、生きていこうとする意欲にすら齟齬を来たしてしまい、相場どころではなくなってしまっている。廃人同様に成ったり、自殺をする事も決して珍しい事ではない。多くの人々にとっては悲惨の一語に尽きる、この瞬間こそが、一部の売り方の最大の買戻しをかけるチャンスであり、新規の買いの絶好の出発点となるのに違いない。


               

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