11/14(土)慢性疲労症候群 医療講演会を開催します | 「慢性疲労症候群(ME/CFS)」と「制度の谷間」界隈の備忘録

「慢性疲労症候群(ME/CFS)」と「制度の谷間」界隈の備忘録

慢性疲労症候群(ME/CFS)・線維筋痛症(FM)患者で、電動車椅子ユーザー。医師診断PS値8ですが、感覚的には「7寄りの8」。
Twitterでの、情報共有に限界を感じ、暫定的にブログを立ち上げました。

更新できる気はあまりしないので、不要になったら閉鎖するかもしれません。

かなり久々の更新ですが。

11/14(土)に、東京・浜松町で、
「慢性疲労症候群(CFS) 医療講演会」
を開催することにしました。
http://cfstokyo2015.jimdo.com/

慢性疲労症候群研究の第一人者、倉恒弘彦先生をお招きし、
慢性疲労症候群の最新の情報をお伝えします。

またそれと共に、患者さんの事例を通じ、
CFSの病態や、必要な支援が、よりイメージがつく
そんな場にしたいと思っています。

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また、なぜ「講演会を」と思ったのか。


ここ数年で、CFS患者さん(他疾患の患者さんもですが)
とやり取りする機会が増え。

かなりのみなさんに、共通する思いが
いくつかあるなあと思い。

なかでも、一番心に刺さるのが、

「慢性疲労症候群の症状のつらさ、
 仕事や家事も困難なこと、
 障害年金や、福祉のサポートが必要なことが
 話しても、話しても、なかなか伝わらない

「体調も悪く、頭も働かないのに、
 行く先々、会う人ごとに、
 何度も同じ説明を繰り返すのがしんどい

「慢性疲労症候群が、
 こんなに重症になりうるということを
 もっと早くに、誰かに教えてほしかった。

 もしかしたら、
 もう少し、重症化を防げたのではないか

という、言葉。

私自身も、そこに悩みましたし、
本当に切実な問題だと感じています。


発症から3年し、車椅子購入すると決める前、
(電動。障害者手帳がなく、自費で購入)

私は、趣味でフルマラソンを走った位なので、
「自分が電動車椅子が必要になる」
とは、本当に思いもつかなくて

リクライニングの車椅子の患者さんを見て
「なんで、あの方はあんなに重症になったのだろう。
 大変だなあ…」
と、全くひとごとのように思っていました。

———————

CFS患者さんと周囲の方が、苦労することは多々ありますが
下記三点が、かなり大きいのではないかと思います

早期に診断がつかない
 診断がついても「心の問題」だと誤解されたり、
 診てくれる医師が少なく、放置される。

・周囲に適切な配慮を求めるにしても、
 CFSの病態や、患者さんの状態を、
 何をどのように伝えればいいのかが、わかりにくい

障害年金等、本当は使える制度はあるのに、
 病名が知られていないなどで、
 門前払いされたり等使えない状態になりがち。


講演会の場を通じ、CFSの医療の現状
きちんと伝えること。

患者さんの実例を通じ、
患者さんの困難や、必要な配慮
わかりやすく伝えること。

(障害年金・障害者手帳を取得し、
会社の時短勤務制度を使って
復職している、 @tomtom123123123 さん

「難病女子の闘い」にも出ていらした
復職、休職・離職を繰り返し、
PS9(室外への外出困難、要介助)になった
田端 久美子さん(仮名)

と、休職中に診断がつき、
そのまま退職となった、私自身の
3事例を取り上げます )


また講演会前後に、その内容を
WEBサイトに情報として残すこと。


CFS患者さん、そして患者さんに関わる方々が、
その困難な状況を改善するための情報を、
誰もが容易に得られる状態になれば。

より、多くの場で、こうした情報を発信することで
CFSがもっと知られ理解されるきっかけになれば。

そんなことを思い、
講演会開催を決めた次第です。


なお、開催にあたり
その経費を、クラウドファンディングを通じての
募金によって、調達したいと思っています。

大変恐縮ではありますが、
楽天ポイント、Suicaポイントなど
各種ポイントも利用できますので、
ぜひご協力いただければと思う次第です。
WESYM(ウィシム)
https://wesym.com/ja/cfstokyo2015/

どうぞよろしくお願いいたします。