今日は県内に熱中症警戒アラートが出ました。
 
朝のうちはそうでもないかなぁと思っていましたが、
 
11時を過ぎたあたりで蒸し風呂状態に。
 
いつもはエアコンの無い部屋でなぜかくつろぐ猫も、
 
今日ばかりは冷房のきいたリビングで伸びています。
 
長く伸びた猫
毛皮が脱げないので気の毒でなりません。
 
 
(1)数年ぶりの奥地探訪
 
前回は鹿園までのことをお話ししました。
 
病気を発症してからは調子のよい時でもここまでが限界。
 
その先にある奥宮や急な坂道を下る御手洗池には行けませんでした。
 
真夏の暑さですが足の甲にはカイロを貼り付けています。
 
そうしていないと冷えからくる筋肉のこわばりが強くなり、
 
立っているのが辛くなるからです。
 
今回は足裏にほんの少し違和感が出た程度だったので、
 
数年ぶりにその先まで行ってみることにしました。
 
 
(2)奥宮
 
鹿園を抜けた先にある奥宮は「慶長10年(1605)に徳川家康が
 
関ヶ原戦勝の御礼に現在の本殿の位置に本宮として奉納したものを、
 
その14年後に新たな社殿を建てるにあたり遷したもの」だそうです。
(鹿島神宮HPより抜粋)
 
鹿島神宮奥宮
タケミカヅチの荒魂(あらみたま)を祀っています。
 
この先、右手に進むと地震を起こすナマズをおさえている要石。
 
左手の急な坂道を下ると御手洗池(みたらしいけ)です。
 
実のところ車で御手洗池公園入口に行けば、
 
この坂道は避けることができます。
 
ただ駐車スペース狭く限られているので、
 
歩けなくなってからは足が遠のいていました。
 
 
(3)御手洗池(みたらしいけ)
鹿島神宮御手洗池
どんな人が入っても腰の高さの水位になるという逸話があります。
 
冬には大寒禊が行われています。
 
鹿島神宮御手洗池の鯉
透明度の高い水に鯉が優雅に泳いでいます。
 
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こちらの湧水は1日に40万リットル以上。
 
大震災の時はこちらに水を汲みに来ていました。
 
近くの売店では湧水を使ったそばや抹茶などが味わえます。
 
 
(4)末社「大黒社」
 
御手洗池の左手にひっそりと社が建っています。
 
国津神(クニツカミ)の大国主命(オオクニヌシノミコト)が祀られています。
 
オオクニヌシは因幡の白ウサギの逸話で有名ですが、
 
豊葦原瑞穂の国と呼ばれるまでにこの国を豊かにした神様です。
 
その後突然やってきた天津神(アマツカミ)に武力をもって迫られ、
 
我が子を失ったり追いやられたりした上で国譲りを受け入れます。
 
現在はムスビの神として出雲大社に祀られています。
 
こちらの社は明治になってから建てられたそうですが、
 
因縁深いタケミカヅチを御祭神とする神社の境内で、
 
どんな気持ちで居るのかといつも複雑な心境になります。
 
 
次回はコロナ収束を祈念してつくられた大助人形と、
 
おみくじの結果について書こうと思います。