土曜の朝にはライフプランを考える【週末FP】
人生100年時代となり、サラリーマン安泰の時代は終焉を迎える
日本は超高齢社会となり、もはやかつての社会保障は成り立たない
国は働き方改革、1億総活躍時代、という言葉を使い、日本人のライフスタイルのあり方を変えようとしている
高度経済成長時代から日本のサラリーマン全盛の時代は始まったと言えよう
国は日本の経済が成長を続ける前提で社会保障を設計し、サラリーマンが会社に定年まで真面目に働けば定年後は公的年金で現役時代の収入の1/2を保障した
それに加えて企業では終身雇用・年功序列という制度で、真面目に働くサラリーマンには昇格と収入を約束してきた
大きな会社に勤めるほどサラリーマンは安定した生活が約束され、
真面目に働きさえすれば老後は国の年金と会社からの退職金で十分に豊かなセカンドライフの収入をまかなうことができた
国や会社の期待通り、サラリーマン家族は
「一つの家に住み、大黒柱と言われる夫は主人、妻は家内、主人は外でサラリーマンとして働き、妻は専業主婦として働きながら子供を育てていく」
というライフスタイルが理想の家族像と考えられ、日本の経済成長を支え、社会保障を支えてきた
ところが、少子高齢化が進み、経済成長は止まり…
社会保障は綻び始めて継ぎ接ぎの対応をしてきて、いよいよ破綻するという段階
それを前提とした会社経営もうまくいくはずがない
個人のライフスタイルも一変し、単身世帯が多くなり、結婚しても共働きという世帯や妻の収入の方が多いという世帯も増えてきている
国もいよいよ重い腰を上げ、働き方改革、1億総活躍時代という改革に乗り出したわけだ
このような時代に個人はどう生きるべきか
答は、サラリーマンを辞め「自分経営者」になるということだろう
会社に勤めている人に会社を辞めることを勧めているわけではなく、意識において自分で自分を活かす経営者感覚を持とうということだ
サラリーマン感覚を捨てて、経営者感覚を持つ
その第一歩は、自分に合った選択と集中を行うということだろう
サラリーマンであれば収入源として会社から安定した収入があり、その範囲内で支出を計画すればいい
ライフプランの考え方はまずは収入として、
毎年の給与収入は○○円、退職金を含めた生涯収入は○○円、国の年金を含めた生涯収入は○○円と収入の合計計算ができる
一方で、ライフイベントの費用として結婚・出産・子育て・住宅購入・自動車購入・娯楽などの旅行費用・老後資金…などにどのくらいを使えるかを計算する
生涯収支を一致させるのがライフプランニングとなる
これが、「自分経営者」となれば、収入源の選択から始まる
複数の会社との契約になるかもしれないし、一つの会社に勤めて副業を持つという選択もある
そのそも会社に勤めないフリーランスという選択もある
会社事務所に出勤しないテレワークというスタイルが増えてきており、今後は副業やフリーランスというスタイルも増えてくるだろう
自分を最大限に生かしてどこから収入を得るか、これが重要な事業計画の第一歩だ
そして、一方では支出面での選択と集中も重要になる
結婚するのか、共働きするのか、子育て費用にどれだけかけるか、住宅は購入するのか、自動車は必要なのか、娯楽は何に使うのか、家庭用品は新品を買う必要があるのか…
所有する以外にも借りる、シェアする、
新品ではなく中古にするとか、選択する幅は広くなっている
どこを節約して、どこにお金を使うのか
かつての常識にとらわれない生き方、自分の人生観もつ
そして、自分の人生を事業としてとらえて収支を考えること、これが「自分経営」
自己資本は自分の「心と体」、健康管理も重要な要素となる
ライフプランは自分経営の事業計画だ
人生100年時代、100年生きる前提で人生のシナリオを考える時代となった
自分に合った、自分を最大限に生かせる選択と集中をしよう
PS:日経225という私の選択
私自身はファイナンシャルプランナーという本業を持ちながら日経225ミニを実践しながら研究中です。
日経225は日本経済の動きを知るにも役に立ち、そして何より楽しいので続いています(^^)