2018年の1月から従来のNISAに加え積立型がスタートする

 

いつやるの、今でしょ!って古いと笑われそうだが、今が申込みのタイミングだ

 

さて、人生の三大資金と言えば、老後資金・住宅資金・教育資金

 

人生100年時代、老後資金という考え方は古いのだが…定年退職後の収入ダウンを補う資金は必要

 

これらの三大資金は計画的に貯めていかないと、長い人生のどこかで支障が出てしまう

 

積立NISAと、今年からだれでも加入できるようになったiDeCo(イデコ)といわれる個人型DCを上手く活用して効率的な貯蓄することを考えておきたい

 

まず、貯蓄計画を考える時に大切なのは、「使う次期から逆算して、必要な時期と必要な額を明らかにする」こと

 

新婚家庭を前提にすると、

結婚してまず考えたいのは、

住宅資金3000万~5000万という大きな額になる

 

いつごろ、どこに、一戸建て、マンションを買うのか、

あるいは生涯賃貸で、という選択肢もある

 

ローンを組むのであれば金利が安い今がチャンス、早く組めば定年までに支払い終えることもできる

 

頭金なしで組めるローンもあるのでそれを活用すれば貯蓄する必要はないが、毎年の返済額から逆算して、頭金が必要であれば、頭金支払いのための貯蓄計画が必要になる

 

次に、子どもの教育資金

こども一人当たり1000万~2000万

子どもの将来を考えればしっかり貯蓄計画を立てておきたい

 

住宅資金の頭金、教育資金の積立に活用したいのが、積立NISA

夫婦がそれぞれに積立NISAを活用すれば年間で80万円、10年間で800万円、20年間で1600万円まで非課税枠がある

 

ジュニアNISAもあるが、こちらは18歳まで引き出しができないので使いづらいし、こども保険では今は利率が良くない

 

現在の市場金利環境では、解約が自由にできる積立NISAを最大限に活用して資金運用するのが一番得策だろう

 

そして、老後資金

夫婦共働きであれば厚生年金もある程度期待できるが、子育て期間の収入減によっては年金額が少なくなることも考慮しなくてはならない

 

専業主婦世帯であれば、60歳までに3000万~4000万は欲しい

 

老後資金準備には60歳まで引き出すことができないデメリットはあるものの

節税効果とポートフォリオの自在性ではiDeCo(イデコ)個人型DCが圧倒的に有利だ

 

夫婦それぞれの加入限度額まではiDeCo(イデコ)個人型DCを活用したい

 

○非課税となる掛金限度額

 

積立NISA:40万

・ただし、一般のNISA(年120万)とどちらかひとつしか加入できない

 

iDeCo(イデコ)個人型DC:個人によって異なる

・自営業 81.6万

・企業DCのない会社員 27.6万

・企業DCのある会社員 24万

・企業DBのある会社員 14.4万

・専業主婦 27.6万

 ただし、企業型DCで掛金枠をいっぱいに使っている場合は個人型DCに加入できないので要注意

 

積立NISAは誰でも限度額が同じであるのに対して、iDeCo(イデコ)個人型DCは勤め先によって掛金限度額が違ってくる

自分はどれだけかけることができるのか、会社の総務担当に聞いておくといいだろう

 

アリとキリギリスの話は知っているだろうか

アリのような人生じゃつまらないが、キリギリスでは生きていけない

 

今を生きる我々老若男女は人生100年時代のパイオニアだ

自分で金融リテラシーを学び、国の非課税制度は最大限に活用して、自ら資金運用することをお勧めしたい