平均寿命が延び100歳まで生きる人が増えてきた
人生は100年時代となった
100年生きることを前提としてライフプランを立てておいた方が良い
今を生きる我々は老若男女すべて、人生100年時代のパイオニアだ
結婚して、子供を育てて、家庭を創り、生涯の幸せをつかむには、お金の問題は避けては通れず、人生のシナリオ、ライフプランがあった方がいい
さて、人生には大きなイベントがいくつあるが、その一つが結婚
結婚と同時に専業主婦となるか、共働きをするか
この選択で、人生におけるお金の流れは大きく変わってくる
それぞれのメリットデメリットがあるわけだが、人生100年を生きると考えれば、共働きが有利だ
○結婚当初
共働きでダブルインカムであれば、専業主婦にくらべ、生活に金銭的なゆとりができるため、生活費や娯楽費に回す余裕はもちろん、貯蓄余力も大きい
子どもができるまでの期間が、夫婦生活のなかで大きな貯めるチャンスであるため、この期間の貯蓄額の将来への影響は大きい
また、この期間に妻が厚生年金保険料を支払うことで将来の老齢年金に大きな違いとなってくる
○子育て期間
子どもが生まれ、共働きを続けるには多くの壁が立ちはだかるが、何とか夫婦二人協力して乗り越えてもらいたいものだ
出産を期に退職するのか、産前・産後休暇、育児休暇を取りその後職場復帰するか、によって世帯の収入は大きくかわってしまう
産休中は健康保険から一日につき標準報酬日額の2/3相当額が支給、育児休暇中は雇用保険から給与の40%(当面は50%)が受け取れる
出産時に妻が退職した場合は出産後パート勤務になるなど収入が減るケース多く、職場復帰の場合でも時短勤務となり収入が減り、また、子供を保育園に預けると3歳未満で月3~7万かかる
子育て期間は約20年あるが、中学以降は学費が大きくかかるため、出産から子供が小学校までは貯蓄をしなければならない時期でもある
この間に妻の収入を下げない方が良い
妻が正社員であればできれば退職はせずに、夫婦間で子育て分担をして、ベビーシッター業者、自治体による支援なども上手く活用して乗り切りたい
○万一の備え
結婚当初は考えもしないことだが、結婚後も夫と死別、離婚するという可能性もなくはない
親の介護や子供の健康の理由など、正社員として働くことが出来なくなる可能性もある
妻が仕事で技術を身に着けていれば、派遣やパート、在宅勤務での仕事を続けれことができる
妻が手に職をもつことは、万一の場合の備えになる
○高齢生活への備え
共働きの最も大きなメリットは、退職金2人分、厚生年金2人分あるということ
正社員の退職金が仮に1000万~1500万が2人分
老齢年金は厚生年金として2人分である
国の老齢年金額が将来的に目減りしていくのは間違いなく、人生100年ということを考えた時、65歳以降の生活費は自助努力で備えておく必要がある
結婚して専業主婦となる選択肢も否定はしないが、老齢厚生年金があてにならないことを考えた時には、将来不安が大きすぎるだろう
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それでも子育てで妻が仕事をやまなければならないこともある
そんな時にお奨めなのが、資産運用だ
結婚当初まで働いていれば、資産運用の元手はできる
資産運用に関しては、男女の性別は全く関係ない
無理をしない範囲で始めるのが良い