人生90年の時代、60歳以降のセカンドライフをどう生きるか


会社に入社以来、フルスピードで仕事に打ち込んできたが、ふといろいろ考えることが多くなる50歳前後、それが「とまどい世代(戸惑い世代)」だ


今の会社での出世を望む、65歳まで雇用を延長する、60歳で新しい仕事を始める、いろいろな選択肢がある


22歳で新卒入社、転職せずに頑張ってきたなら50歳で勤続28年、人生の1/3は今の職業を続けてきたことになる


社長になるのか、役員になるか、部長になるか、それとも…今の会社での将来はもう見えてきているだろう


中学・高校・大学の10年を今の就職に向けて準備してきた期間と考えると、これからの10年はセカンドライフに向けての準備していく期間


「とまどい世代」といえる50歳前後のサラリーマンにとって、
セカンドライフのキャリアプランとしてプライベートカンパニーが魅力的だ


プライベートカンパニーとは家族や同族などの少の株主による非公開企業のことで、意外に簡単に設立できるものだ


定年後は今の職場の人間関係は薄れ、妻や家族との時間が多くなる


妻や家族と共同して起業して、公私ともに第二の人生の再スタートを切ることができるのがプライベートカンパニー



起業といっても、若者が失敗を恐れずチャレンジするというようなものではなく、セカンドライフの安定を確保したうえで、生涯現役、人生を楽しむための起業だ


大きな投資をして事業を拡大し利益を上げるよりも、赤字を出さずに、生き生きと自分を活かすために起業する


その準備のために50歳くらいから定年までじっくり準備したい



準備①は起業するための事業選択


何を事業として起業するかを考える


・今の仕事の経験やノウハウ、人脈を活かした起業


・趣味や好きなことを仕事にする


・多くの人が困っていると思うことの問題解決


・自分があればいいなと思うこと


・需要はあるが価格の高い既存ビジネスを安く展開


・商品・サービスに不満のある既存ビジネスの改善


・今後拡大が予想される成長分野


・規制緩和、規制強化の進行する分野


・時代の流れや社会の中で出来たニッチ分野


・古い業界慣習の見直したビジネス


自分の過去を振り返り、自分を見つめなおし、何がしたいか、何が世の中の役に立つか、を考える、就職活動の際にみんなが行った作業だ



準備②は事業計画を立てる


売り上げを上げるための計画と必要な予算、それによって得られる成果、見込まれる収入を考える


セカンドライフの生活費までは手を付けなくて済むか、大きな失敗のリスクはないか


融資等は受けずに起業したいものだが、融資を受けたとしても確実に返済できるか


リターンは少なくてもリスクは最少限に抑えたい



準備③は在職中に準備を始める



・起業へのスキルを磨く、必要な人脈を作る


・起業に必要な資金を準備する


・起業に必要な知識を学ぶ



そして準備ができたのなら、週末起業として副業としてスタートしたり、妻を社長にしてスタートするなどして、手ごたえを確かめたい

定年60歳になっての本格スタートでもよいが、手ごたえが良ければ早期退職という選択肢もできる


50歳サラリーマンは人生90年時代の人生を充実するためには重要な過渡期なのだ

セカンドライフの目処が立つまでは決して今の会社を決して辞めてはいけない

セカンドライフキャリアプランをしっかり立てて、充実した人生を送りましょう