小学5年生の演歌歌手
ひばりちゃんの歌から始まった小学生歌手は、次々と昭和の大歌手の歌を続けた。
美空ひばり、 笠置シヅ子、島倉千代子・・・
和服をきれいに着付けして、身振り、手振りもそっくり。
小学生にして昭和の歌の心を知っている。
ここは磯の浦海水浴場。 堤防の隣にある「海の家」に小さな即席のステージ。
父親がピアノ、友人がギター、音響と司会の四人が小学生歌手のために調子を合わせている。
ここは、食事処、食事をしながらワイワイ、ギャアギャア も耳に入る。
歌の途中、私から時々その人達に NG サインを送る。
小学生は一生懸命 歌を聴かせてくれている。 そうであれば何はともあれ 静かに聴いてあげることが大人のマナーでしょう。
南海和歌山市駅から電車に乗って・・
加太線磯ノ浦駅
(和歌山市駅から7つ目の駅)
磯ノ浦海水浴場 賑わっています
彼の父親もミュージシャン、母親もシンガーソングライターだという。
その血を継いでいるのだろう。
それにしても演歌一本とは・・・・
彼の目標はプロの演歌歌手と言い切っている。
小学生にして、 自分の将来の姿を堂々と語れることは素晴らしい一語に尽きる。
約 1時間、やっぱり彼の一番好きなひばりの歌で舞台を締め切った。 熱唱であった。
彼は、いま 歌の世界では遠ざかっている演歌を どうして好きになったのかはわからないが、この道の天才はこうして生まれるのかも知れない。
今日初めて乗った南海電車加太線の赤い「タイ電車」
内も外もタイで飾られていて、 ホー! と、息を吸った。
頭の中に、貴志川線の猫電車が浮かんだ。
加太さかな線観光列車として
「めでたいでんしゃ」
不思議なことに「タイ電車」に小学2年生の車掌が乗っていた。
まるで、そのままの車掌の格好。 上から下までお揃いである。
彼は南海電車一本、 ひたすら思い続けていて、母親は小2の子どものために南海車掌そっくりの制服を揃えたそうだ。
彼も大人になったら南海電鉄の車掌を目指して頑張っていくという。
座席シートもタイ模様
小さな車掌さん
木製の魚型のつり革
床にはあみだくじ
歌でも何でも 子どもの感性は、強く育ててあげるのが一番良いように思う。
小学5年生の歌にも、又小学2年生の鉄道マンにも共通した強い決意が感じられた。
私達二人は、この小学生二人が 世の中が平和の中で目標に向かっていってほしい・・と心から祈りたい。
・・・頑張れよ・ 小学生・・・
今日の歩数=6842歩