パリ・セーヌ川に浮かぶ木造船「アダマン号」。

精神疾患のある人々を迎え入れ、温かく支えるデイケアセンターを舞台とした、珠玉のドキュメンタリー作品「アダマン号に乗って」。

  https://eiga.com/movie/98822/ 

「本年度の金熊賞をこの作品に贈るのは光栄です」(クリステン・スチュワート(俳優/審査員長)

日本には、心身に障害や精神医学的な疾患のある人たちを受けれて、支えてきた貴重な先駆的な療育実践の蓄積がある。

・滋賀県の「あざみ(寮)」「もみじ(寮)」のロビンフッド劇の実践。

・それに北海道の浦河町の「浦河べてるの家」の当事者研究の実践。

 

 あざみ・もみじは、滋賀県立近江学園(糸賀一雄園長)から発展して設立された。

 児童福祉法では、18歳になると児童養護施設であった近江学園を退所しなければならない。だが、糸賀は戦災孤児や障害のある子どもたちを受け入れていた。帰ることのできる家はない子どもたちだった。そこで糸賀は、成人になっても働きながら生活することのできる生活寮を設立していった。

 その寮で取り組まれた演劇活動は、「ロビンフッド劇」と呼ばれて受け継がれている。

 

 

 

なぜmRNA遺伝子製剤が、ワクチンの名を借りて多くの人たちに接種されてきたのか。

ずっと疑問だった。

鹿先生の解説で、その一端がよくわかった。

 

製薬会社のこのやり方は、巡り巡って、自分たち自身の健康を阻害することになるのではないだろうか。

慎重に考えて、企業としてのあり方を180度、軌道修正した方がいいのではないか。

今ならまだ間に合う。

 

 

 新型コロナワクチンの接種後に、死亡したり重篤な副反応を担っている方たちが少なくない。

 昨年8月には、木下雄介選手(中日ドラゴンズ)が、新型ワクチン接種後に心筋炎で死亡された(2021年6月28日に接種→8月3日に死亡)。

 2021年夏にこの報道に接したとき、新型コロナワクチン(実態としては、mRNAを用いた生物製剤)の問題点が明らかになってきたと感じていた。

 2022年に至って、ようやくこの新型コロナワクチンが欠陥ワクチンであることが明らかになってきたが、木下選手のこの事件は、そのような遺伝子ワクチンの問題を広く認識させる重要な端緒となったと思う。振り返って記録しておきたい。

●(1)(木下選手のワクチン接種後の経過)

 7月6日(火)ナゴヤ球場の練習中に倒れて名古屋市内の病院へ緊急搬送。

 7月28日(水)「入院中で予断を許さない状況」との報道。

 加藤宏幸球団代表は、「球団として今はお答えすることはありません」と話していた。

 

 7月29日(木)〜8月2日(月)に危篤状態となり、8月3日に死亡。厚労省に報告されたが、ワクチン接種後の健康被害の問題を扱う「副反応部会」を通じて、木下選手の死亡情報が公表されたのは、3か月後の11月12日だった。

 

 木下選手のワクチン接種後の心筋炎による死亡情報が、この3か月間、公表が控えられていた(いわば隠されていた)あいだに、20代のワクチン接種が推進され続けた。その結果、若い人たちの心筋炎の被害が続々と報告されることになる。

 

 2021年11月12日に、厚労省で「厚生科学審議会、予防接種・ワクチン分科会、副反応検討部会」(副反応部会)が開催され、木下選手の死亡事例もその中で報告された。

 副反応部会で報告された死亡事例と、木下選手がワクチン接種後に死亡するに至った経緯について、鹿先生(JPSikaDoctor)による解説動画が参考になるので、以下に紹介する。

●(2)(厚労省副反応部会の報告)

 副反応部会の報告書の内容について、鹿先生(JPSikaDoctor)による紹介と解説(2021年11月12日投稿動画)。

 

 

 

●(3)木下選手の死因について(厚労省による報告内容の要点を「部会報告書」から転記する)

(1)「対象」及び「接種の経緯」

・No.20 27歳 男 

・ワクチン モデルナ筋注(武田薬品工業)

・接種日:2021年6月28日 (ロット番号は「不明」、接種回数は「1回目」)

・死亡日:2021年8月3日

・副反応部会での報告と公表:2021年11月12日

 

(2)「基礎疾患」及び「死因」

・基礎疾患:「高度の僧帽弁閉鎖不全症(成因及びタイプは僧帽弁逸脱症(P2逸脱))、 心室性期外収縮、肩の脱臼、靱帯修復、肘の損傷、足の損傷、足部手術」

・死因:「急性心筋炎」

 

(2)「専門家による評価」

 「具体的な剖検所見の情報は得られていないものの、剖検で心筋炎の確定診断がなされているため、心筋炎の診断自体は妥当と考えられる。 

 従って、7/6の心室細動、心停止の原因の一つとしては、心筋炎の発症が時間的関連からは疑われる。その一方で、心拍再開後の心エコーにて認められた高度の僧帽弁閉鎖不全症(MR)が、左房径の著明な拡大を伴っていたことから、MR自体はワクチン投与前より存在していた可能性も高く、また原疾患・合併症・既往歴の欄に心室性期外収縮(PVC)の記載もあるため、心筋炎の発症が既存のMRやPVCの病態を悪化させ、心室細動・心停止に至った可能性も考えられる。 

 

 実際、補助循環用ポンプカテーテル(Impella)離脱後の 7/17の心エコーでは、左心系の高度な拡大は継続しているものの肉眼的なEFは45%程度と比較的保たれている(7/8 よりは改善)ことから、8/3の多臓器不全・心停止は、心筋炎による低心機能(ポンプ失調)のみが原因とは積極的には疑いにくいとも考えられ、(併存病態の)高度MRによる心不全の悪化も多臓器不全に寄与しているとも考えうる。

 ワクチン接種後8日目の発症ということから、ワクチンが原因である可能性は排除できないと考えるが、一方で得られている情報からは、ワクチンが原因であることを示唆する根拠は時間的関連性のみとも考えられる(ウイルス性による 発症も否定はできない)ため、ワクチン接種が心筋炎の原因だと強く疑うことは困難と考える。 

 ※集計対象期間(~10/24)後に報告された内容に基づき 評価を実施。」

 (参考)https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00034.html

 (参考)https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000861755.pdf

●(4)厚労省による報告の問題点(要旨)

 報告書の要点と、鹿先生の批判と反論をもとに、報告書の考察の問題点をまとめる。

(厚労省報告書での「専門家」による「考察」内容の要点)

「倒れたときのひとつとして「心筋炎」が疑われるけれども…」

・①「僧帽弁閉鎖不全症」による「僧帽弁逸脱」(MR)は、ワクチン接種前から木下選手があらかじめ既往症として持っていた(と適当に推定)。

・②「心室性期外収縮」(不整脈)も、同様に、ワクチン接種前からあった(と適当に推定)。

・③そのために、「心筋炎」が起こって、死亡した(「ワクチン接種は関係ない」という結論にもっていきたい)。

  ↓

(この「考察」の問題点)

・①「僧帽弁閉鎖不全症」が以前からあれば、血液が日常的に逆流して心房肥大を起こし、肺がうっ血して、肺がむくんで、呼吸困難となるので、息苦しさを訴えていたはず。

 心筋炎になる前から、息苦しい状態にあるという人が、スポーツ選手にありますか?

 心筋炎が起きたから、乳頭筋の断裂が起きて、「僧帽弁逸脱」(MR)が起きて、血液の逆流が起きたと考えるのが自然。心房が大きいことをもって、以前から「僧帽弁不全症」があったとみなすのはおかしい。

 (報告書の後半に、「心筋炎の発症が、既存のMRやPVCの病態を悪化させ、心室細動・心停止に至った可能性」と記述されているが、「既存」としたのは報告者の予断であり、以前から本人にそのような既往歴があったかどうかは確認されていない)

・②「心室性期外収縮」は一般的に頻繁にみられる所見であり、心電図の特徴をあらわしたもので、病気ではない。

・③「ワクチン接種」によって、「心筋炎」が起きた結果として「僧帽弁不全症」を発症し、「心室細動」「心不全」を生じて死亡するに至ったとみる必要があり、この剖検所見はそのことを明らかに示している。

●(5)厚労省報告の問題点(総合考察)

 この新型コロナワクチン接種後の副反応報告では、木下選手の死亡の原因は、接種後の心筋炎ではなく、要点としては「接種前からあった(と適当に推測される)心臓の僧帽弁逸脱による血液の逆流と、これも以前からあった(に違いない)心室性期外収縮によるもの」だと報告されている。

 ワクチン接種が原因ではないという結論を出すために、確認もされていない別の原因が作り出されて記述されており、この剖検内容の考察では、木下選手の死亡の経緯を正しく説明できていない。

 それだけでなく、この厚労省の報告からは、ワクチン接種後にとても多くの人たちが副作用被害に苦しんでいる実態を覆い隠そうとする意図が容易に読み取れてしまう。

 木下選手が死亡に至った経緯(医学的な解釈)について、副反応部会で報告された剖検所見の考察では、ワクチン接種が原因であることを何とか回避しようとして、無理のある考察を行っている。

 ワクチン接種後の副反応として、厚労省に報告されているだけで、死亡者数「1711人」、そして重篤者数「21,807人」(男性7284人、女性14236人)が報告されている(副反応による死亡事例の累積報告、2022年5月まで)。

 しかし厚労省は、2022年6月の現時点に至るまで、木下選手のワクチン接種による死亡事例も含めて、ワクチン接種による死亡を一例も認めていない。

 

 新型コロナワクチン接種後に、1700人以上もの人たちの死亡が報告されているのに、なぜ今回、このワクチンの接種が継続されてしまっているのだろうか。

 医療政策としてワクチン接種を推進するにあたっては、当該ワクチンについて、①「安全性」(危険性)、②「有効性」(無効性)、③「必要性」(不必要性)が厳密に評価されなければならない。それもこの順に重要であり、たとえ、必要で有効なワクチンであったとしても、今回のように、接種後の死亡事例がわが国だけで1700名も出るような危険なワクチンが推進されてよいはずがない。

 現状を見る限り、少なくとも接種を停止して、重篤な副作用被害や死亡された方々の事例を一例ずつ、全例についてきちんと心を込めて調査し、原因を明らかにする必要がある。

 

 こんなことは今までなかった。以前の厚労省であれば、例えば、1989年~1993年に接種が推進されたMMRワクチンの時でさえ、5例(正確には6例)の子どもたちが、ワクチン接種後に死亡したという報告があった時点で、接種を中止した(それでも4年もかかっているのだが)。

 

 そして今回、木下選手の死亡を、ワクチン接種が原因ではないとするために、無理やり他の要因を取り上げて、既往症として本人に以前からあったものとし、それが心筋炎を起こしたと結論した。時間的な原因と結果の因果関係を、別のものにすり変えることによって、ワクチンによる重大な被害を隠蔽してしまっている。この姿勢が貫かれていく限り、大多数のワクチン接種後の死亡者は、原因不明として、または別の適当な既往症が原因として闇に葬られていくことになるだろう。

 今回のこの副反応報告書は、「新型コロナワクチン」が欠陥ワクチンであることを、厚労省自らが公表しているようなものだと思った。

●おわりに

 ワクチンを接種しようとしている方たちは、あらためて慎重に考え直し、接種を控えることを選択した方がよいのではないだろうか。

 1回目、2回目を打ってしまった人も、2回目や3回目の接種の前に、これらの報告書を熟読して、ワクチン接種を推進してきたこの3年間の医療政策の問題点を理解した上で、自分自身や家族、とくに10~20歳代の子どもたちに本当に接種する必要があるのか、このワクチンは本当に副作用被害がなく安全であるのかを、あらためてしっかりと考えてほしい(2022年6月16日)。

多くの企業や大学などの公的機関で、新型コロナのワクチン接種が強制されようとしている。

アメリカ、サウスウェスト航空でもワクチン接種が強制されている。強制的な接種に反対してパイロットたちが立ち上がった。一人のパイロットは次のような動画を投稿した。

 

接種の強制は、自己選択の自由を奪う行為であり、あなたが接種を選択する自由も奪われることになるのだと訴えている。

 

「米国人は、257年間、自由のために戦ってきたが、現在、我々の自由が奪われつつある。ここで我々が義務に屈してしまえば今まで戦って血を流してきた人々の名誉を傷つけ、未来の子孫の自由が失われる。自由のために立ち上がるときがやってきた」

 

 

コロナワクチン問題。厚労省ホームページの「接種を受ける際の同意」の中に、初期案では「職場で全員に必ず接種するよう求めたり、周囲の方に接種を強制したりすることのないようお願いします」との一文があったが、いつの間にか削除された。すべての人に、自由意思で接種を拒否できる権利がある。

新型コロナ、東京の11の地域で、5/26~8/26にかけて抗体検査。

大企業で働く615人を対象として、抗体保有率を調査した。

 

その結果、新型コロナの抗体保有率は、当初5月では「5.8%」だったが、6~7月に急増。8/25までに「46.8%」に達していた。

これが事実なら、十分に「集団免疫」の段階に到達しているといえる。 

file:///E:/2020.09.21.20198796v1.full.pdf

新型コロナウイルスについて理解を深め、適切な対応を考えていくために、新たな重要な観点を提起した論説や記事をフォローする。

(*2020年9月1日より、9月20日時点までの論説・ブログ記事・研究の最新情報より)

■(1)新型コロナをどうとらえ、どう対応するか。

 →市民団体「コンシューマ・ネット・ジャパン」のシンクタンク(免疫学の研究者、小児感染症の専門家、医師・小児科医、薬害被害研究者)が多面的に分析している。

https://consumernet.jp/?cat=124

 

 

■(2)日本では、すでに「集団免疫」が獲得されており、コロナは収束しているとの見方がある。

 →上久保靖彦さんの研究を参照。今後のコロナの収束の見通しについて。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb2e8b7054f9242b0c9ec56d3b54ec41475e02c5?page=1

 

 →岡田幹治さんの記事による解説。新型コロナ感染で、日本はすでに多くの人たちが感染済みで、「集団免疫」を獲得した状況にあるという説の根拠を提示(*9/10「ダイヤモンドオンライン」に掲載、Yahoo!に転載)。

https://diamond.jp/articles/-/248087?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor&utm_content=free

https://news.yahoo.co.jp/articles/59928d90475ee1fd273c8d3b16c5610b14f1bf3c?page=4

■(3)新型コロナに対して、ワクチンを開発する動きが進んでいる。しかし、ワクチンの危険性が指摘されている。

 →基礎知識として、中村篤史さんの論稿(note)を参照。

https://note.com/nakamuraclinic/n/n9442e1ef2305

→宮坂昌之さん(免疫学者)「コロナワクチンの拙速な開発・承認は危険」免疫学者が断言する理由」(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/b3c88c5899e94cd5dd96026de8229d7881ad23fc

 

…(2020年9月21日、宮坂さんの記事を追記して更新)…

 

『新型コロナウイルスへの対応を考える ~3つの観点から~』(2020年3月)

 

2009年の「新型」インフルエンザの場合と同様に、大規模な感染症への対応を考える際、①病原性の高さ、②感染の規模と広がり、③感染力の強さと感染実態、これらの条件を考慮して対応を考えてみたい。

今回の新型コロナウイルスによる感染症COVID-19では、「病原性」はインフルエンザ<新型コロナ<SARSの順で高く、「感染の規模」は2大陸以上に広がっている。「感染力と感染実態」については、症例報告から、「換気」が不十分な狭い空間の中に、一定人数以上の人たちが「密集」し、「至近距離」となった場合に感染の確率が高く留意が必要となろう。以下の3つの観点をもとに、ウイルスによる感染症への対応を考える。

■(観点1:感染・発症状況)新型コロナウイルスの病原性のレベルを示す(人口あたりの)「感染率」、「重症化率」、「致命率」は、高齢者で高い傾向にあり、他の年齢層では例年の季節性インフルエンザを下回っている。特に乳幼児の感染や発症は少なく、わが国では重症例や死亡例は報告されていない(子どもの感染率・重症化率が低い理由として、すでにコロナに感染した比率が高い可能性、また、若年者の細胞に特有のACE受容体などの作用が考えられるがまだ確定されていない)。高齢者及び基礎疾患のある方たち(糖尿病、心不全、腎障害・透析中や生物学的製剤・抗がん剤・免疫抑制剤の投与中、また妊婦)への医療的・社会的支援が重要となる。

■(観点2:インフルエンザとの比較)わが国での季節性インフルエンザの発症者数は、1シーズン2030万人以上に達する。若年層の感染率が高く40歳以上の発症数は少ない傾向にある。また、インフルエンザでの死亡者数は、「超過死亡」数(インフルエンザの影響によって既往症が重篤化して死亡した事例)を含めると1シーズンで平均12000人と推定されている(厚労省、国立感染症研究所)。

 インフルエンザそのものによる死亡者数は、2018年は3325人。2009年の「新型」インフルエンザでは発症者数21万人、死亡者数は2185人だった。このA/H1N1型ウイルスはのちに季節性と認定され、近年のインフルエンザA型の主流となっている。新型コロナではインフルエンザと対照的に成人の発症率・重症化率が高いことから、肺炎を起こしやすい中高齢者をケアし重篤化を防ぐことが対応の鍵といえよう。

■(観点3:予防の方法)コロナウイルスそのものは、既存の、カゼの原因となってきたウイルスである。大きさは、0.10.15μ以下(ミクロン。1μ1/1000mm)。マスクの網の目を余裕で通過する。インフルエンザウイルスよりさらに小さく、ウイルスをサッカーボールとすると、通常のマスクの網の目は東京ドームくらいになる。

 非感染者がマスクや手洗いをすることによって大規模な感染が予防できたことを実証した研究はない。マスクや手洗いは、感染者・発症者が行う場合に、ある程度の感染抑止(感染確率の低下)の効果があると期待されるに過ぎない。

人類は歴史上初めての感染症を経験している。2月、日本は武漢への支援物資に「山川異域 風月同天」の漢詩(国異なれど風月の営みは同じ一つの空の下)を添えた。大連から返礼として日本に届いたマスク20万枚の箱には、みごとな隷書で「春雨や身をすり寄せて一つ傘」の句がしるされていた。

ウイルスはときに自分の存在を賭けて人と人とのつながりの温かさを教える。人間にとって病いとは、現状の変化を願い助けを求めて発信されるメッセージ。そして回復とは、病気が治って単にもとの自分に戻ることではなく、病いに出会い心身の不調とともに過ごす中で、多くの人に支えられながらすべてを受けとめて今の自分を作り上げていくその豊かな道行きのこと。回復する力と可能性をもった人だけがその病気になることができるといえるだろう。(2020年3月24日)