お母さん帰国。 | ケンタッキーってどこよ?

お母さん帰国。

母が無事に日本に帰国して1週間。

母が滞在していた3週間は長いようで短かった。

英語オンリーの旦那と日本語オンリーの母。

二人の会話が盛り上がる度に通訳する私は大混乱。

中途半端に訳せば誤解が生じるし

文化的な違いまで正確に訳していたら時間が足りない。

時々面倒臭くなって通訳を放棄するにも関わらず

母と旦那はかなり打ち解けて仲良くなってくれた。

二人が共通の言葉を話せたら何時間でも話し続けるに違いない。

母が来て1週間にもならないうちから

「お母さんが帰ったら寂しくなるね~」が旦那の口癖になった。

母から「あの子(旦那)に優しくしてあげるのよ」と何度も言われた時には

「私のお母さんなのにー!」と正直ちょっとジェラシーを感じた。

母を迎えに行った時と同様に、シカゴまでお見送り。

私よりも旦那の方が泣きそうだと思っていたのに

母がセキュリティーゲートを抜けて見えなくなった瞬間、何と不覚にも大号泣。

今までいつも「見送られる側」だったけど

「見送る側」の方がずっと寂しいことに気がついた。

空港に行った帰りに寄ったシカゴのネイビーピアで見つけた標識に

「東京まで6274マイル(10,097km)」とあった。

お母さん。一人で遠いところまで来てくれてありがとう。

できるだけ「あの子」にも優しくしてるから安心してね。



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