われらシャムネコ同盟

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今年の11月に受検した中国語検定3級に無事合格しました。

 

中国語の勉強は完全に独学で、生まれて初めて受けた中国語の試験が、今回の中検3級でした。

 

以下に私が中検3級合格までに行った学習内容をご紹介したいと思います。

 

■使用した教材

 

①Why?にこたえるはじめての中国語の文法書

 

やっぱり文法をしっかりと固めることが、語学学習、少なくとも検定試験の合格には一番の近道だと思います。

それは多くの人が頷くところではないかと思うのですが、

意外とかっちりと説明されている入門レベルの中国語の文法書ってあまり無い気がします。

特に学生時代の英語学習の影響で品詞分解するのが癖になってしまっているようなタイプの人間(私がそうです)にとって、多くの中国語の入門書は漠然としすぎていて、あまり理解の進まないものが多い…という印象がありました。

そんな中でこの本はとても解説が詳しくて、随所にちりばめられたユーモアにも愛着がわき、1冊目の本としておすすめできると思います。

 

私はこの本を休み休み1年くらいかけて通しでやり終わるくらいのタイミングで、中検3級の試験に申し込みました。

 

ちなみに各章最後に付いている練習問題にはまだあまり手を付けていなくて、2周目・3周目が終わったあたりでやればいいかなと思い、思い切って飛ばして勉強を進めていました。

 

 
 
 
 
 

 

②本気で学ぶ中国語

 

私が文字通りそろそろ本気で中国語を学ぼうかなと思った際に、

一番最初に手に取ったのがこの本でした。

 

本が分厚く、音声もついているため、これ一冊ですべて事足りることを期待していましたが、

やはり勉強を進めるうえで文法的な解説の部分に不安が残ったため、

前述の本を追加で購入しました。

 

ただ会話文に親しんだり、リスニングや単語の基礎を固める上でとても有益な本だったと思います。

私は3級に受かった今、こちらの本の続編「本気で学ぶ中級中国語」を勉強しているところです。

 

この本は検定試験を受けるつもりもない頃に買って一通り終え、その後も折に触れては眺めていたといった感じなので、いざ試験を受けるとなってからはあまり開くことはなかったと思います。

 

 
 

 

③キクタン中国語

 

単語に特化した勉強もしたいと思い、有名なこの本を選びました。

 

独学なので、基本中の基本が抜けていることを懸念して準4級から順番にやり始めましたが、3級のキクタンも前もって購入していたものの、4級分をやり終えるかやり終えないかといった段階で中検3級に申し込みました。というのも、中検の公式サイトで過去問を何回か解いてみると、3級のキクタンを一切やらない状態でも充分な得点が期待できたからです。なのでキクタン3級は思い切って封印し、4級のみを繰り返し勉強して試験本番を迎えることに決めました。毎日の通勤時にはウォークマンで4級の音声をいつも聞いていました。おかげでバックで流れているあの印象的な音楽が耳から離れなくなりました(笑)。

 

キクタン3級は年が明けたら取り組むつもりでいます。

 

 

 

④中国語検定対策3級問題集

 

さていよいよ3級を受けようと心を決めた時に買ったのがこの本でした。

 

やはり検定試験に特化した問題集の効果というのは絶大なもので、これまであやふやだった文法事項などが、この本の問題を解いて解説を読むことでしっかりと頭に定着しました。

ある程度基礎がある人であれば、もしかしたら試験対策はこの本1冊で充分かもしれません。

 

私は試験最後の大問5の和文中訳に不安があったため、大問3の語順整序のパートも選択肢をすべて付箋で隠して、日本語から中国語に訳したものを書いてから、それと選択肢を照らし合わせて解くようにしていました。

 

 

 

⑤Youtube

 

上記問題集でリスニング能力不足を実感した私は、リスニング力強化のために、

Youtubeの中国語学習者用の動画で勉強することに決めました。

 

何か1冊本を買っても良かったのですが、出来るだけ試験対策にかける費用を抑えたかったのと、私の場合聞き取れないのは単純に場数が少ない(語彙力や文法知識の不足によるものではない)からで、とにかく耳を鳴らせばなんとかなりそうだと思ったからです。幸い3級リスニングに特化した動画は豊富にあり、中でもお気に入りのチャンネルを見つけて登録しておき、試験までの約1か月間は、ほぼ休まず毎日聞き続けました。

とにかく耳を鳴らせばいけるという読みは当たり、耳で聞いて頭の中で意味を成すまでのタイムラグが日に日に短くなっていくのが実感でき、試験本番では落ち着いて問題を解くことができました。

 

3級のリスニングは短い質問文や会話文を聞いて答えるものと、長い会話文や文章を聞いて内容について答えるものとがありますが、基本的に短文を数多く聴くということをひたすら続けたのみで、後半パートである長文対策は特別行いませんでした。

 

■試験結果

 

試験本番までの一か月は主に上記④⑤を重点的に行い、直前には中検公式サイトで閲覧できる過去問より、和文中訳問題のみをまとめて数年分解いたりしました。

 

弱点(リスニング)に特化した学習が功を奏し、

本番では リスニング 95点 筆記 98点 という予想していた以上の好成績を取ることができました。

 

特にリスニングについては間違いは1問のみで、その1問も少し気を抜いていた隙に聞き逃してしまった(2回流れるうち2回とも)部分だったので、ここまでくると満点を取れなかった悔しさすら湧いてきます。

 

筆記は選択問題は満点で、最後の和文中訳問題での2点失点でした。

 

検定試験はギリギリで受かるのと満点近くで受かるのとでは、上の級の合格までに要する時間も変わってくるかと思いますが、3級はあくまで基礎の完成段階だと言われているようなので、どちらにしろ2級までの道のりはそう簡単ではなさそうです。

 

できれば来年2級を受けることができればいいなあと思いつつ勉強を進めていこうと思っています。