野生動物たちとの生活が始まった。

当時は飼育員の数が少なく、獣医といえども動物の担当を持たなければならない。

しかし、これも大きかった。

日々の飼育のなか、動物の複雑さ、美しさ、優雅さ、すごさ、そして尊さ。

すべて目の前の動物たちが教えてくれた。

「動物の気持ちに入り込んでいくと『これに興味を持たないわけはないだろう』と思えてくる」と、園長が現在話すベースは、長い年月の積み重ねの中で培われていった。