ご無沙汰しています。
Central AvenueのRioです。

2013年の7月にRoxul開封の記事をアップしてから更新が途絶えてしまっていました。

その後、スタジオはどうなったのか?
完成したのか、否か。

バンドは今何をしているのか。

音源は公開されているのか。

気になることがいくつもあると思います。


あれから僕たちは工事に集中的に取り掛かり、ブログ用に写真をまとめたり記事を練って更新をしたりする時間も体力も全てスタジオの完成のために注いでいました。

この度、バンドとは違いますが、僕Rioのサイトを立ち上げて、そちらでCentral Avenueのコーナーを作りました。

スタジオ工事の続きやCentral Avenueのその後の展開、現在の様子などはそちらでご覧いただけたらと思います。

リンクをこちらに用意しましたので、ぜひそちらで続きをお楽しみください。
Central Avenueのコーナーはこちらです。
オトナバンドCentral Avenue、スタジオ工事レポーターのRioです。

書ける時にまとめて書いちゃいますよ~。
さぁ、次に進みましょう!

時は5月の半ば。
工事着工から1ヶ月半で壁に消音材を組み込むところまで来ました。


さぁ、遂にRoxulの封印を解くときがやって来ました!

$Central Avenue in Los Angeles-Roxul開封!

Roxul入刀です!

Roxulは繊維が細かく柔らかいので、カットした時や組み込みの時に簡単に粉が舞います。
その粉末が肺に付着すると一生取れないのでマスクは欠かせません。


$Central Avenue in Los Angeles-膨らむRoxul

梱包用の外装を剥がすと、中で押しつぶされていたRoxulがもわぁ~んと大きくふくらみます。



$Central Avenue in Los Angeles-Roxul板前参上っ!!

Roxulも2x4の角材やドアと同じように規格品なので、通常は2x4の角材の間にそのままハメて使えます。
でも、半端なところとかはこうやってパン切りナイフを使ってカットします。

なんかマグロの解体ショーみたいですね。

Roxul板前参上っ!!
LA沖産のRoxulの中落ち、良いのが入ったよ~。
って感じでしょうか?


$Central Avenue in Los Angeles-配線工事進行中

その一方でYukiさんとシャンペーンさんは配線工事進行中。


$Central Avenue in Los Angeles-三角形のオリジナルベーストラップ

ベーストラップが立てられないコーナー用にこんなものも用意してみました。
謎の三角形はこのためのものだったんですね。



$Central Avenue in Los Angeles-フロント用のベーストラップ

正面天井用のフレームにもRoxul♪



$Central Avenue in Los Angeles-天井にもRoxul

天井はこんな感じです。

横向きに固定している角材の間に短い角材を補強のために組み込んでいるんですけど、これが長い角材よりも出っ張っていたんですね。

これって良いのかなぁ~?と気になっていたのですが、
「天井を付ける時になんとかするから大丈夫じゃないの?」
なんてことでとりあえず先に進めていきました。

それがあとで大変な事になろうとは.....。

後にCentral Avenueメンバー一同は、この一件から大切なことを学ぶことになるのでした。
オトナバンド「Central Avenue」のRioです。

ガンガン続きをいってみましょう♪

時は2ヶ月前の5月の半ば。
どうやらオーダーしていた消音材が届いたようです。

こちらのアパートや一軒家の壁にはグラスファイバーの緩衝剤が2x4の角材の間にはめ込まれています。
(安いアパートは入っていないものもあって、隣の部屋の音がだだ漏れだったりするようですが...。)

グラスファイバーは主に断熱材として使用されているので、消音防音効果はあまり望めません。
無いよりは増しという程度なので、スタジオには向きません。

通常のの建築に使われるグラスファイバーはHome Depotとかに行けばいつでも手に入るんですけど、この消音材はストックしていないらしく、メーカーに発注して届くのを待っていたんです。

それが届いたので、早速次のステップにいってみようという事に♪



どどどぉぉぉ~~~~~ん!!!!!

$Central Avenue in Los Angeles-届いたRoxul

おわっ!!
凄い量ですね!!

ちなみに、この消音材は「Roxul」という商品で、レコーディングスタジオの消音材に使われていて、そちらの世界ではポピュラーなものだそうです。


シュンさんが友人のミュージシャンやスタジオ関係者、レコーディングエンジニアに聞いて回ったところ、「グラスファイバーなんか意味無いから少し高くてもRoxulにした方が絶対後悔しない。」とアドバイスをもらい、このRoxulの登場となりました。

Roxulはなんと、岩を溶かしてから綿飴状の繊維にして、それを板状に加工したものなんです。

つまり....溶岩でできてるんですよ!!!

ちょっと動画のリンクを用意したんで見てみて下さい。

How It's Made - Roxul Stone Wool Insulation


なかなか優れものの防音効果ですよね。


心強い味方がやってきたということで、次のステップに工事は進みます。


$Central Avenue in Los Angeles-さて、どないするん?

「今日はどんなことするん?」
「今日はね~、壁にRoxulを入れる前にRoxulを知るためにもベーストラップを作ってみたいんだよね~。」

ベーストラップというのはレコーディングスタジオには常識的に設置されている消音ツールのひとつでして、低音をカットする効果があります。

低音は高音と違って波長が長いので、部屋の角で溜まってしまうそうです。
部屋の角で低音が反射しきれなくなって音溜まりができると、そこで低音が倍増されて、ミックスのときのモニター音がスッキリと聴こえずに低音がもわもわとなってしまうのだとか。
大きな音で曲を聴いている時やスタジオでのリハーサルの時などに、部屋のコーナーに立ってみると体感できるかもしれませんよ。

そこで、部屋のコーナーの大きなスペースに消音材を立てたり、壁にかけたりして低音の乱れを抑えるのがベーストラップという事なんですね。

ゴキブリホイホイの低音版ってヤツでしょうか。

ベースをトラップするんでベーストラップ。
言われてみれば、そのまんまですね。

シュンさんいわく、これがあると無いとでは雲泥の差なのだとか!

シュ「ベーストラップが無いスタジオなんて考えられないって!
   そんな所でレコーディングやミキシングなんてできないよ。
   音が反射しまくって酷いことになるから!」

スタジオで仕事をしまくっていた経験者の貴重なアドバイス。
...と言うか、絶対反対宣言?

これは実行すべし!!


ベーストラップがイメージできない人は、この動画を見ればどんなものか分かるのではないでしょうか?

GIK Acoustics: The Basics, Bass traps, Diffusion, Panels



ベーストラップの効果は、この動画が参考になるんじゃないかなぁと思います。

Acoustic panels effect: cheap room treatment


恐るべし、ベーストラップ!!
かなぁ~り効果ありますよね!

ペロってめくったら、
「おぉ~、沢山取れてる取れてる!!」
ってぐらい低音が取れるのではないでしょうか♪

...なんか嫌な表現ですが...。(^^;


しかしながら既製品を買うと結構高いので、Roxulを使って自作しようというのがシュンさんのプランなのでした。

そんな訳で、早速作ってみました。
Let's DIY !!!!
(こっちの人はそんな言い方しないんでしょうけど....)


角材を組んで、ネイルガン(NailGun=釘を打つ機械ですね)でバシバシと固定していきます。

$Central Avenue in Los Angeles-2X4に板をあてて釘!!

2x4に板をあてて...


$Central Avenue in Los Angeles-反対側も板をあてて

ネイルがンで釘を打つべしっ!!


$Central Avenue in Los Angeles-ネイルガンで釘打ち!

反対側も打つべし、打つべしっ!!

(しまった! ネイルガンが全然撮れてない...。T^T ) 


はい、いっちょあがり~♪

$Central Avenue in Los Angeles-ベーストラップのフレーム完成

手前には壁掛け用の小さなものを立てかけています。


$Central Avenue in Los Angeles-ベーストラップのフレーム達

この調子で小さいものもいくつか作って、天井と正面の壁のコーナーにあてるものも作りました。
(画像正面で横長に寝かせているものがそれです。)


$Central Avenue in Los Angeles-レコーディングブースに山積みのRoxul

山積みのRoxulのパックをレコーディングブースにしまって、この日は終わりです。
電気の配線もこんな感じで進んでいます。


$Central Avenue in Los Angeles-スイッチボックスの配線も進んでいます

スイッチ周りはこんな感じですね。


さぁ、次はRoxulを壁に組み込むぞぉ~。

なんかスタジオを作っている気がしてきましたよ~♪


$Central Avenue in Los Angeles-ネイルガンと謎の三角形

あ!こんなところにネイルガンが!
やっぱり写真撮ってたんですね。
良かった良かった~。

赤いネイルガンと謎の三角形.....。

一体これは何を意味するのか?

答えは次回っ!!!