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ニャック スマッ チャット~volunteer's life in Cambodia

ニャック スマッ チャット(クメール語で、「ボランティア」。心からよいことをする人、という意味です。わたしの大好きな言葉のひとつです)カンボジアで小学校の先生をしています。

ゆうべもまた飲み会。最近、帰国が近づいたせいでしょうか、飲みに誘われる回数がとても
多いんです。ゆうべはなんと、校庭でえ゛!
ろっくるー(男の先生)たちがお酒や食べ物を持ち寄り、暗い校庭で飲みました。お酒も、ビールではなく「たっく となお ちゅー」(砂糖椰子の果汁を醗酵させたもの?かな)。なんとなく、おなかが痛くなりそうな怪しいお酒です。ちなみに、この たっく となお ちゅー は、お酒 の仲間ではないのだそうです。でも、酔っぱらいます。


そしてついにきのう、わたし ろっくるー(男の先生)から最上級のおほめのことばをいただきました。

「どうい くまえ」 (カンボジア人みたい)

と。

思えば1年8ヶ月。

いつからか、肌は真っ黒に日焼けしてた。
いつからか、英語はすっかり忘れ、英語よりクメール語で話す方がスムーズになってた。
いつからか、必要なお金は輪ゴムで束ねてそのままポケットに入れている。
いつからか、鳥や魚の骨を机の下にこっそり捨てている自分がいる。
そして今日も、練乳入りコーヒーを飲み終わった後、残った練乳を熱いお茶とともに飲み干す....

ええ、確かに日本にいた時のわたしとはちがいます。


でも、ろっくるー(男の先生)に、「なんで?」と聞いたら

「ろんむどぅーるはお酒をよく一緒に飲むからねー」

とのこと。

あら、それは日本にいた時のわたしとなんら変わっていません.....単なる、酒飲みってことね....うう


まあいいか、ほめてもらったんだもんね。


そして、この後ろっくるーがこうも言いました。


「いつも来てくれてありがとう。ぼくたちはろんむどぅーるが大好きだよ。」



こちらこそ、いつも呼んでくれて本当にありがとうです。
考えてみるとこうして先生方と飲むようになってから、わたしの活動に先生方が顔を出してくれるようになり、一緒に飲まない先生方とも関係がよくなった気がします。

たかが飲み会 されど飲み会お酒

なんですねえ。






わたしの任期もあと1ヶ月ほどになりました。
活動もまとめの時期です。とは言っても、オッドゥ小での仕事は終わりなどなく、最後の日まで子どもたちと先生たちのためにやれることをやるだけなんですけどね。

でも、活動を「報告会」に向けて資料にまとめ始めています。帰国前の報告会と、もうひとつ頼まれた報告会。ふたつの資料作りです。
今取り組んでいるまとめが「日本の教育現場と比べながら、カンボジアの教育現状を考察する」というテーマ。むずかし~いあせる

たしかに日本の教育はきめ細かいですから、比べればどうしてもカンボジアの教育の粗さが目立ちます。

なんといっても、日本の教育は「法で守られている」ことが大きいと思います。子どもは教育を受ける権利があって、保護者は子どもを学校に通わせる義務を負っていて、教員は職務に専念しなければならない。
さらに、保護者や地域が学校と連携して、子どもを教育するという理念も教育のきめ細かさにつながっているのではないかな、と思います。

その点、カンボジアはまだこれから、なんでしょうね。海外の援助頼み、なのも事実でしょうし。

でも、カンボジアの学校に勤めて1年8ヶ月。
「カンボジアの教育は日本に比べると粗い」などど、カンボジアの問題点を指摘するのはわたしの仕事ではありません。わたしが見たカンボジアの教育の現状を淡々と話すことしか、わたしにはできません。
そして、『すてきすてきカンボジア』がわたしのテーマですから、オッドゥ小学校で見つけたすてきな子どもと先生、それからできごとを紹介したいなあと思いながら、パソコンに向かう今日このごろですパソコン

今日はちょっとまじめな話でしたね。
カンボジアにいたおかげで、日本の教育のよさがたくさん見えた、ということも実感する今日このごろですクローバー

うわー、今夜は夜更かししちゃったなあ星空では、このへんで。




ろっくるー てぃん(ティン先生)40歳 このたび車を買いました。
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「トヨタは日本の会社だからナンバーワンだよ」 だとのこと。それはどうもどうもニコニコ
トヨタ カローラカムリ 左ハンドル。15年前の車で6000ドルだったそうです。ティン先生、とってもうれしそう。

後ろのドアの部分にはなぜかトヨタのマークに月桂樹が.....。
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コンポンチャムにも暮らしにゆとりのある人が増えたのか、2年前に比べるとだんだん車の数が増えてきた気がします。でも、まだまだ自家用車を持てる人は少なくて、オッドゥ小学校に車で来る先生はこれで3人目。(62人中)これからもっと増えるんでしょうね。でも、先生全員車に乗ってきたら運動場は車だらけになっちゃうと思うんだけど、そんなことはあまり考えないのがカンボジア流です。

ちなみにティン先生、おととい運転免許証をもらったばかり。カンボジア人は通常車購入が決まってから自動車学校に通います。「ペーパードライバー」は存在しません。
カンボジア人はこういう運転初心者がこれからどんどん増えるでしょうから、事故も心配....かお
どうか安全運転で、楽しいドライブしてほしいものです。


オッドゥ小の校舎の一部の取り壊しが明日から始まるのだそうです。

先生の後ろにあるこの部分。
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「築何年なの?」と聞いてみたら、「うーん、分かんない。とにかく古いよ」とのこと。

ここでたくさんの子どもたちが勉強していたんですね。
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がらーんとした教室に残された掲示物がなんだかもの寂しさを誘います。
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カンボジアの現代、古代地図、世界地図、コンポンチャムの地図など、様々な地図。
ここは6年生と4年生の教室でした。

これらの地図、実は多くは先生方の手描きです。
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微妙な世界地図です。日本が若干北上し、細長くなっています....かお
最近は市場で簡単に買える地図や掛図ですが、つい最近まで先生方が手作りしていたんですね。これを教材として子どもたちに教えるのはどうかなあと思うけど、なんか心がじわあっとあったかくなる世界地図です。

この世界地図、特に保管の予定もないとのことだったので、6年生の先生に「下さい」とお願いしてみたら、「なんでこんな汚いのに」と不思議がられたけどもらえました。やったね~クローバー





コンポンチャムで誕生日を迎えました。またひとつおとなです。
きのう、カンボジア人の友だちのリムとリアップがプレゼントを持ってお祝いにきてくれました。

もらったプレゼントはこれら。
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病気ではありません。この「部屋着」とイヤリングとカード、そしてなぜかアンコールビール3本。あと、ゆでとうもろこし2本。


ちなみにこの「部屋着」、どうみてもパジャマですが、カンボジアではかなりの頻度で町で見かけます。これを着て市場に買い物なんていうのは序の口で、長距離バスでプノンペンに行く人もいます。鍵盤ハーモニカを習いにくる子どももよくこれを着ています。カンボジアではこの「部屋着」を パジャマ、などと呼んではいけないのです。

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もちろん、うちの大家さんも一日の大半はこの「部屋着」で生活しています。
大家さんの名誉のために書き加えておきますが、出かける時はちゃんときれいな洋服やサンポット(カンボジアの巻きスカート)に着替えています。でも、日課のウォーキングの時は「部屋着」で。運動着にもなる便利な着物です。




もう歳をとりたくなくて今年は「誕生日を廃止」しようと思ってたけど、やっぱりお祝いしてくれる人がいるというのは幸せなことです。
ありがとうチューリップ赤



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わたしの仕事の一つ「音楽教育の普及」に欠かせないのはやはり先生がたに音楽の楽しさや基本知識を理解してもらうこと。
ところが、先生がた、音楽にあまり興味がないようでガクリ

理由はやはり以下の2つかなあ。

1 教科書には歌の歌詞が2、3曲しか扱われているのみ。しかも、社会の教科書の中に。もちろん、楽譜なし。先生が歌を歌って、それをまねして歌って終わり、の現状。教えていない先生も多い。
   → 先生があまり音楽を勉強する必要性を感じていないしょぼん

2 鍵盤ハーモニカは「難しい楽器」であり、忙しい、胸が苦しい、脚が痛い...様々な理由で楽器の練習を回避しようとする先生が多い。
   → 先生が新しい楽器に挑戦しようとする気持ちをもっていないしょぼん


校長先生は「先生方に学ばせたい」と意気込み、わたしもずっと音楽教室を開いてきました。でも、校長先生が学校を去った今は校長の強制力もなくなり、もはや風前の灯です。


でもね、「できるようになりたい」「弾けるようになったら、子どもに教えたい」と思っている先生はいるんです。

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みんな他の仕事(兼業している人が多い。カンボジアは公務員の副業が可能)や、用事の合間にわざわざ練習しにきます。だいたい5人くらいの先生は毎週休まず来てくれます(全教職員65名中。13分の1です。少ない....)

「弾けるようになりたい」という思いが強い先生がたのために、今は指使いと、リズム打ち(手を叩いたり、歌ったり)中心の練習を始めました。以前は、音楽記号や楽譜の読み方の勉強もしていたのですが、音楽の教科書に載っていないので、ひとまずおやすみ。


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先生がたの思いを形にすること が、子どもの笑顔につながると信じて、もうひとがんばりしてみようかなクローバー



プノンペンにあるカフェBrownからブログ更新中コーヒー
photo:01



このカフェ、とってもおしゃれで、しかもフリーWi-Fi。在住外国人でいつもいっぱいの人気カフェです。

でも、この一年でずいぶんカンボジア人が増えました。
photo:02


若い学生さんたち。
みんなノートパソコンやスマートフォンを持っています。

photo:03


(隠し撮り。ごめんなさい。)
会話なしの二人組。それぞれ手には新しいiPhone。

新しい時代の波がカンボジアにも訪れはじめているようです。


iPhoneからの投稿
今日の木曜折り紙教室は 「ぶた」
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カンボジアでは、豚は大事な家畜のひとつ。
このお手本を作るとき、わたしは豚が何を食べているのか知らなくて、藁を模した紙の切れ端をえさとして貼り付けたら

「藁を食べるのはにわとり。豚は穀物や空心菜を食べるんだよ!」

と先生たちに笑われてしまいました苦笑はずかしい....カンボジア人は生活の中でいきものを育て、それらを生活の糧として食べたり売ったりしていますから、そんなカンボジア人から見たらわたしのような日本人はあまりに無知なんでしょうね...


まあ、とにかく。

最近、第1、2木曜日は音楽、第3、4木曜日は折り紙を教えているのですが、音楽はほとんど先生方が来ません。先生方、鍵盤ハーモニカがあまり好きじゃないんです(詳しくは、また次回にね)。でも、折り紙は大人気。今日もたくさんの先生が来てくれました。

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気がつけば、図書館の机の上はぶただらけ。

そして、こんな先生もいました。
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この方は図書館の先生。日本で言う「司書」ですね。
この先生は、図書館に来た子ども達に今覚えたばかりの折り紙を自ら教えていました。
この姿こそが、わたしのめざしていたもの。

覚えた知識や技術を子どもたちに、授業にかえしていく

これが「教師」のつとめです。こうでなくちゃ、プロではありません。



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この笑顔が見たくて、がんばっているんだよね。わたし。


そういえば、ドイツでは 「ぶたは幸福の象徴」 だって聞いたことあるクローバー
先日用事で首都に行った時、バスの切符が売り切れだったのでタクシーに乗りました。

車内の様子。
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「大勢で乗ると 楽しいよー」 と大の男4人。ほんとかな?!

トヨタカローラです。こんな風に乗ることをトヨタの人たち、想定してるのかなあ。
相変わらずのびっくり過積載です。

カンボジアのタクシーは基本運転席2人、助手席2人、後部座席4人です。
助手席に1人で、とか、あるいは後部座席にゆったり座りたい、という時はお金を2倍、3倍と払って座席スペースを買わなくてはなりません。
初めてタクシーに乗った時、

「そりゃーおかしいでしょ!助手席は1人用。後部は3人でしょ!!」
「だいたいなんで運転席に2人も座るの?!」
「狭すぎる!!」

と思って、運転手に訴えたら

「じゃあ2席買え」

とあっさりガーン
郷に入りては郷に従え。日本の常識を振りかざしても、ここでは通用しないことを実感した瞬間でした。


でも、この日わたしの隣のおじさんが言いました(わたしたちはそれぞれ後部座席に座っていた)。

ちょむいあっ!!」(狭い!!)

そりゃー狭いに決まってる。
後部座席に4人、しかも大きなおじさん2人と、成人女子2人。
がまんできないなら2席買ったら?

おっとかおわたしもついに思考がカンボジアン化してきたようです。かお




先日訪ねたコンポントムに「アツ村」という名前の村がありました。

この村で1993年、国連ボランティアの選挙監視員 中田厚仁さん が活動中に殺害されてしまいました。そして2年後の1995年、中田さんの名前の 厚 の字が村の名前になったのだそうです。カンボジアのために奔走した中田さんのことをカンボジア人はずっと忘れないでいるんですね。

この方が 中田厚仁さん
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そして、中田さんのご両親が設立した基金で建てられた「アツ小、中学校」
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アツの 「A」 ですね。


ここでもたくさんの子ども達が勉強しています。
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カメラが珍しいのか、日本人が珍しいのか、子どもたちがわあっと集まってきました。
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平和が訪れたカンボジアに生きる子どもたち。
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この子たちが大人になるころ、カンボジアはどんな国になっているのかなあ。