一年ぶりのブログ
前回もドラ映画の感想でしたが、今回もドラ映画感想。

新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~

子供の頃からのドラえもんファンなのですが、大長編の中でも、特に思い入れのある一作に、変なアレンジが入らず原作を膨らました形での映像化であったことを素直に喜びたい。

リメイク作の中で、私が好きな作品は恐竜と魔界。

新ドラ1作目の、のび太の恐竜は原作をベースにアレンジを少し加えたのみで、非常に良リメイクだったと思う。

しかし、ここからが紆余曲折の始まり。

新魔界大冒険は、満月博士が満月牧師になっているのを始め、美夜ちゃんのお母さんの追加要素など、多くのアレンジがあるものの、しっかりとSF考証を施した変更となっており、キャラクターの心理描写もうまく、原作愛を感じて、私としては非常に評価しているのだが、タレント声優のド下手な演技のせいで、もう見る気がしない。魔界星での冒険が省かれている点も非常に残念だ。

宇宙開拓史は、取って付けたような、新エピソードがすべてを台無しにしている。

鉄人兵団も、悪くはないのだけど、やはり新キャラクターが蛇足で、あのクオリティで原作通りなら、どんなに良かったことかと考えてしまう。

そして、今作。
原作からの変更点は最低限に押さえ、カットされているエピソードもほぼない。それでいてキャラクターの造詣を深く掘り下げることによって新鮮さもある。

声優のタレント起用は必要性を感じないが、商業作品であるいじょう致し方がない範囲か。

これはもう、リメイクの方向性としては、ひとつの結論じゃないだろうか。私は手放しで絶賛したい。

しかし、もともと大長編の中でも地味なイメージで、新キャラもなし、ストーリーも一緒。タレントの起用も一部、とあっては興業としては苦戦してしまうようにも思う。

実際、うちの娘たちは「見たことある」と言う理由で、一緒に来てくれなく、一人寂しく映画に行ってきた。

ここはひとつ、10分程度でもいいので、宣伝効果抜群のタレントを起用しまくった下世話な短編を同時上映すればいいんじゃないだろうか。
そうすれば、本編はさらに作品として完全になりマニア層からは支持され、子供やミーハーな客層も楽しめるはず。

旧映画はずっと2本立てだったし、ポケモン映画も2本立てが基本になっているので、おかしなことにはならないだろう。

と、いうわけで、今作はドラファンも原作を知らない人にもおすすめできる傑作なので、ぜひ劇場へ!
放置していたブログをひっぱりだしての、ドラえもん感想

今回は新魔界、新鉄人の寺本監督のオリジナル作品!ということで、期待して見に行きました。
結論からいうと、笑いあり涙ありで非常に楽しめました!

マニアがグッとくる、ひみつ道具や名場面のオンパレードで、舞台が博物館だけなのに、中だるみもなく一気に見せてくれます。

自分が子供の頃、好きだったドラえもんを、今度は自分の子どもと一緒に見に行けるってだけでも最高なのに、作品の出来も良いなんてさすがはドラえもん、流石は寺本監督!

春の子連れ映画として、本当におすすめ。

【以下はネタバレとなります】






映画は本当に面白かったのです。
しかし、ドラえもんが好きだからこそ気になる点も少々。

ブログやTwitterの感想を見た範囲では「ストーリーが良い」「伏線回収がすごい」っていう意見が多かったのですが、私が感じたのは「演出はA級、脚本はC級」でした。

「ジンジャーってどうやって育ったの?」「推理の種明かしがわかるはずがない」「ひみつ道具が全部消えたのに四次元ポケット消えない」など細かな脚本の粗が、観ている間に積み重なりやや感情移入を削がれてしまいます。

ひみつ道具の設定についても、原作では「道具」と「ひみつ道具」の明確な違いはなかったのに、映画での新設定では「フルメタルを使っているものがひみつ道具」という、よくわからない分別をされてます。

そもそも、ひみつ道具第一号の「どこでもドア」が出来たから、他のひみつ道具がたくさん作られるようになったっていう設定はどうなんでしょう。ドアを発明したからといって、洗濯機や飛行機が生まれるわけではないのに。
それに、フルメタルを使っていないひみつ道具があるっていうのも、設定を余計にややこしくさせてます。

原作からアイデアを持って来るなら、ただひみつ道具をたくさん出すだけでなく、こう行った設定にもこだわって欲しかった。

昔、ドラえもんはSFでした。F先生は「少し不思議」を略してSFと言っていますが、そこにはちゃんとした科学考証がありました。それが例え、とんでも理論であってもです。
でも、今のドラえもんはファンタジーになってるんですよね。「ひみつ道具は不思議な力で動いている。そこには理由なんかない」
「ポポンが食べたものは消えちゃう。理由はない」といった風に。

SFからファンタジーとなったドラえもん。それ自体は悪くないと思います。
むしろ実際の科学が発展したことで「科学的考証」は憧れの対象ではなく、むしろ魔法のようなファンタジーに憧れるようになっている現代のドラえもんのあり方としては、ごく自然だと思うのです。

しかし、昔ながらのドラえもんファンとしてはいちまつの寂しさを覚えます。

伏線回収についても、最後の問題を解決するための道具を、先に出しておいただけなので
伏線回収?とは言わないんじゃないでしょうかね。ポポンの能力のこじつけ方はかなり強引。

しかし、そんな脚本のほころびも「キャラクター心象風景の掘り下げ、ギャグの面白さ、戦闘の派手さ」と言った手の行き届いた繊細な演出のおかげで、映画全体としてはあまり気にならなくなっています。
漫画版も読みましたが、こういった映像でのカバーが出来ないぶん、粗が目立ってしまっていますね。

というわけで、次はちゃんとSFを書ける脚本家の方と寺本監督でもう一度オリジナルを!
そして、願わくば「大冒険」をして貰いたいです。


最後に、同僚が見に行ったので「ひみつ道具対決」シーンを調べてもらいました。
手投げミサイル→ひらりマント
透明マント→透視メガネ
ギシンアンキ→スナオン
自信ヘルメット→自信ぐらつ機

あとは早すぎてわかないとのこと。
ウルトラスーパーデラックス錠も出てたみたいですが、
ひみつ道具の対決の組み合わせは、ほぼ漫画原作と同じでしたね。

どなたか、他の道具対決の解明もお願いしますm(__)m

twitterで出費を記録し始めてから、おおよそ一ヶ月
激的な効果が現れた。

一ヶ月のお小遣いの出費は合計 24821円
ただし、医療費に12600円かかっているので、実際には12,221円

これまで、2,3万は軽く使っていただろうと思われる小遣いが1万円強まで減少。
そして、いいところが辛いとか貧乏だとか、別に思わないってことだ。
むしろ、楽しい。

内訳はこんな感じ。

外食:3180円
食料:3911円
レンタルビデオ:2260円
ネカフェ:2100円
その他:770円

もう、ほとんど削れるところはない感じ。

twiiterでつぶやく。それだけなんだけど、その手間がめんどくさくて無駄遣いをしない。
これは、楽しくて節約がいい方法なのでおすすめ。

他に人に小遣いの使い道を知られたくない人は、専用アカウントを作るのもいいかもね。