わぁが友達に送ったメールなんだけど
その友達がブログに載せてて
改めて読んだら自分でも良い出来なんで貼っとく(爆)
『シーブリーズ』
いつもながら講習はだるい。
夏場の熱気に包まれた風通しのあまりよくない教室で、人口密度が結構高いことに俺は気がついて、ふと、辺りを見渡した。
教室にはざっと見て40人くらいか?
どういう国の基準で定められたかは知らんが、机の並べようによっては時々起立の際に不便を感じることがある。
それが不敏でたまらん。
まぁ、今は関係ないか。
見渡した首を何気なく前に戻してみる。
そうして
向き直った途端に俺は周囲に違和感を感じた。
この鼻につく匂い。
甘ったるいような香り。
チャラい奴等が香水でもつけてるのか。
少々不謹慎ではあるが、心の内に思うことは基本的人権の尊重の精神の自由で保証されているので問題はない。
問題は俺の心の内ではなくて、匂いが漂っているという事実だ。
この類いの匂いに関しては大体検討はついていた。
席の近くには心当たりのありそうな人間が結構いる。
一人ずつ目を見張って考えてみるも、決定的には定まらない。
腕を組んで考えてみた俺は、途端にひとつの答えにたどり着いた。
「灯台もと暗し」とはこの事だろうか。
先ほどの匂いは紛れもない。
自らの腕から放っていた。
シーブリーズ。
結構いい匂いだな。
俺は物静かに腕を仰いだ。