脳の働きとアミノ酸
脳には1兆個の神経細胞があり、神経細胞どうしでシナプスと呼ばれる接合部位を多数作りながら全体として膨大な規模のネットワークを作っています。これらの神経細胞の間で信号の伝達が行われて、ものを感じたり考えたりする訳です。
そのためのエネルギー源は安静時に身体が消耗するエネルギーの約18%が脳で消費されます。
その脳の活性をコントロールしている物質が神経伝達物質で、一方の神経細胞からもう一方の神経細胞に対して分泌されて、神経が活性化されたり、抑制されたりします。
これらの多くはアミノ酸・アミン類・ペプチドなどアミノ酸に由来する物質であることがわかっています。
アミノ酸としては「GABA」「アスパラギン酸」「グルタミン酸」「グリシン」、アミン類では「ドーパミン」「ノルアドレナリン」「アドドレナリン」「セロトミン」「ヒスタミン」「アセチルコリン」など知られています。
現在特定のアミノ酸の摂取による研究が盛んに行われており、例えば「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」という分岐鎖アミノ酸(BCAA)は血中のトリプトファンが脳移行する際に競合する為、トリプトファンを原料として脳内で作られるセロトニンという物質の生成を減らします。
セロトニンは疲労感や眠気をかんじさせる神経伝達物質なので、BCAAを摂取することにより、疲労感が減るという考えがあります。逆にトリプトファンを摂取すると、そのセロトニン量が増えるので、眠くなるだろうという説もあります。
そのほかに、ストレスには「チロシン」、記憶障害・記憶増強作用・抗うつ作用には「ヒスチジン」、記憶学習に障害がある人には「グルタミン」が有効である報告があります。また、集中力アップには「グルタチオン」が有効だという報告もあります。
このように、さまざまな脳の障害とアミノ酸摂取による改善が期待されています。
それでは今日も楽しくアンチエイジングしましょう。
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