思春期になると、心身ともに成長して、
体力も知力も親を超えてしまうこともあります。
偉そうにあれこれ命令する親が
自分よりも馬鹿だ
とわかってしまったとき、
子どもは親に反抗します。
子どもが親を超えてしまうことは、
めざましい成長があったということで
素晴らしいことです。
このときに、子どもが親を超えたことを
理解できないで言動を変えないでいると
子どもは猛反発をしてきます。
けれど、子どもが優れている一面をきちんと認めて、讃えて、親が子どもに教えを請いたいときちんとお願いをすれば、子どもは成長できたのは、親のおかげでもあることを知っているので、助けてくれます。子どもが助けてくれたら、きちんとありがとうと感謝と敬意を示したら良いのです。
私より子どもが優れている数的処理能力や深い科学への理解、習い事の技量、落ち込むことがあってもすぐに気持ちを立て直す方法を身につけているところなど、讃えて、尊敬を言葉にします。
そして、でも、まだ親には子どもに対しておしえてあげられることがあるから、いつでも教えを請いにきなさい。あなたを助けてあげられることは親の喜びだから、と距離をもって愛情深く見守っていることを伝えたら良いのです。
良い関係を保つためには、
親も成長し続けることが必要だと思います。
できれば、これだけは絶対に子どもに負けない長所を作ると、子どもは親の姿から成長し続ける努力を学び、尊敬するでしょう。
もし、あなたがなにもできないというのなら、愛を磨くのが良いと思います。自分自身を愛し、他愛ない日常を楽しみ、他者を慈しみ、誰に対しても温かい愛のこもった言動をすれば、あなたの隣にいることが誰にとっても愛に満たされて心地よいと感じるでしょう。
そうすれば、あなたから学ぶことはなにもなくとも、温かい空間に身を置くために、子どもはあなたを訪れるでしょう。