ある旧友の話
会わなくなり2年半
会わなくなったのではなくて、会えなくなってしまったのだが
それまでに積もってしまった不信感や違和感がきっかけだった
その友人は性別はオトコ、オトコを愛すオトコ
友人は男性至上主義らしく、ゲイがいかにいけていて頭がいいか、反対に女は汚いそのような話を何度かわたしに呟いていた
ある日、職場の女性の先輩がウザいだの、パートのおばさんが生意気だの、女のあいつらより自分は給料が安い、というようなグチを言ってきた
友人は母子家庭で育った苦労人なのだが、年齢的なこともあり施設に入った自分の母親のことを恥じているような発言が多くなった
正直へぇ、そんな風に思うんだね
という位しか初めは気付けなかった。
ゲイでも何でもいい、大切な友人のひとりだった。
でもさ、女性蔑視ひどすぎて一緒に居て話しを聞くだけで辛かった。男尊女卑そのもので。
そんなに馬鹿にする対象必要なんですか。
めっちゃ卑屈なんだよな。
しまいに、わたしのことも女性として馬鹿にしてる様子が見え、段々とわたしも傷ついて
友人としてイチ人間として、大人として、常識的にキツイと感じ会わなくなったという次第である
傷ついたんだよ、実際
そんな友人のことを年末になると思い出す
コロナが多くなると思い出す
まだ冷たい心のままでいるの?
友人はyoutubeとかNetflixの見過ぎや、ストレスやトラウマの影響みたいだったけど
わたしは、普通の感覚や田舎者ならではの情だったり
そういう気持ち大事にしたいから
ごめんね、早く元気になってね!
たったそれだけ しばしのバイバイ
世の中の同性愛者の方の中にもすばらしい人たくさんいる
わたしは、決して否定する気持ちでジェンダーに対して語っていない
友人はきっと
もぅ私の事など微塵も気にしてないでしょう
わたしの思い
ただ元気でいてほしい。
そして昔みたいに笑い合えたらいいな。