アストラッド・ジルベルトのようなさらっとした鼻歌のような歌い方も好きだけど、こんな女性っぽくて甘い声も大好きです。
94年末のジョビンの逝去に際してレコーディングされた彼への追悼作に、タイムアフタータイムやマスカレードなどの新たな4曲を加えたアルバムです。美しいお顔はさることながら、歌もかなり上手いので飽きません。アレンジはとてもおしゃれでノリのいい感じ。ジャケットをよく見ると、シースルーの衣装の下は裸なのね。なんてセクシー。
ベレーザ 「ジョビンに捧ぐ」
アストラッド・ジルベルトのようなさらっとした鼻歌のような歌い方も好きだけど、こんな女性っぽくて甘い声も大好きです。
94年末のジョビンの逝去に際してレコーディングされた彼への追悼作に、タイムアフタータイムやマスカレードなどの新たな4曲を加えたアルバムです。美しいお顔はさることながら、歌もかなり上手いので飽きません。アレンジはとてもおしゃれでノリのいい感じ。ジャケットをよく見ると、シースルーの衣装の下は裸なのね。なんてセクシー。
ベレーザ 「ジョビンに捧ぐ」
河合隼雄さんの「こころの処方箋」
私はもともと、心理学やカウンセリングというものを信じていませんでした。
人の心なんてわかるはずがないし、本を読んだり机に向かって勉強したって尚更わかるはずがないと思っていました。もちろん、知識も必要でしょうけど、その人の人間性や器、何より経験が一番大事な気がするからです。
でも、この本は、冒頭から「人の心などわかるはずがない」と言っているのですから、おやっと思ったわけです。
読んでみると、とてもいい本でした。
今まで正しいと思ってたことが、実はそうでもないということに気づいたり、少し物の見方を変えさせられたりしました。
例えば、真実は時にひどく人を傷つけることや、今、自立という言葉をよく聞きますが、自立というのは実は依存によって裏付けられていること…。
おもしろいなと思ったのが、こころの下にたましいがあるという考え方です。(本当にたましいがあるかどうかは置いておいて、考え方として、です)
ある人が、仕事が自分の生きがいだと思って一生懸命頑張っています。でも、ある日突然、何もかもバカらしくなるのです。そして自分が無価値な人間だと思えてくるのです。それはどういうことかと言うと、今まで心の支えだと思っていたものが、実はたましいの重荷になっていたということです。
または、老年の楽しみとして俳句の趣味をもっていた人が、急に嫌になるのです。そんな時に、必要なのは、心ではなくたましいが何を欲してるか問いかけること。もし、たましいの方から俳句をつくりたいのなら、再びその人にとって意味のあることになるのだそうです。そして、その時には、よくも悪くも俳句は変わるだろうけど、たましいがかかわってくると人の評価というものは大したものではなくなるということです。
よい話だと思いました。
心ではなく、たましいの声を聞くことをしなくては、と思いました。
難しいのか、簡単なのかはわかりませんが。。