丹波ワインの工場見学を終え、向かったのは工場の目と鼻の先に有る自社畑。

 

広大に広がる2h(もっと広かったかも…)ほどの自社畑“鳥居野畑”は全て垣根仕立てです。

 

土質はどちらかと言えば粘土質のところが多い印象を受けました。

 

 

写真はマスカットベーリーA。

 

樹齢も10年以上で非常に立派ですね。

 

畑の片隅には肥料が山摘みされているのですが、畑から近すぎるので水捌け等を考えるとちょっと場所が宜しく無いような気がします。

 

 

葡萄に何らかの影響が出てしまいそうですが…

 

実際、アテンしてくれた坂本さんも同意見でした。

 

今後どうなるかは次回見学に行った時の楽しみにしておきます。

 

畑の片隅には“マスカディン”と言う変わった葡萄が数本植えられています。

 

 

どうやらアメリカ原産のラブルスカ系らしいのですが、非常に皮が厚くライチの様な実が成るんだそうです。

 

実際、これは収穫する事もなく鑑賞用らしいのですが、機会が有れば一度食してみたい葡萄です。

 

道を挟んで野球のグラウンドを取り巻くように広がっているのが、試験栽培を含めた多種多様な葡萄たち。

 

 

シャルドネやピノ・ノワールもこの区画に植えられています。

 

ピノに関しては、フランス系のディジョンクローンとドイツ系のシュペトブルグンダーの2種類を栽培しているようですが、土地的にドイツ系の方が生育が良いとの事でした。

 

気候のデータを見ると、昼夜の温暖の差がドイツに比較的似ているのが要因の一つかも知れません。

 

試験栽培の葡萄は約30種類。

 

まぁ~ありとあらゆる葡萄が有りました。

 

この中から京都に適した葡萄が出来る事を期待したいですね(°∀°)b

 

余り根拠はないのですが、私としてはイタリア系の葡萄が期待出来そうな気がします。

 

京都に限らず日本海側の地域は、1年を通して見るとイタリアの中部辺りに気候などの諸条件が似ている気がします。

 

なので、サンジョヴェーゼやトレッビアーノ(ユニ・ブラン)等は期待大です( ̄▽+ ̄*)

 

雪のちらつく中、30分ほど畑を練り歩きましたが、ここで畑仕事してたら毎日楽しいだろうなぁ~と思える畑でした。

 

最後は勿論テイスティングv(。・ω・。)ィェィ♪

 

 

いただいたワインは…

 

・マスカットベーリーA

・ピノ・ブラン

・シャルドネ

・カベルネソーヴィニョン

・タナ

・メルロー

・播磨メルロー

・播磨カベルネソーヴィニョン

・サンセミヨン(遅摘みデザート系)

 

全部で9種類いただきましたが、どれも結構個性的。

 

中でも印象的だったのは“タナ”ですね(°∀°)b

 

濃厚でしっかりとしたタンニンが非常に心地良かったです。

 

自社農園と播磨(兵庫)のメルローの違いも面白かったですね。

 

全体的なワインの印象としては“酸”が協調されていると言う事。

 

 

良くも悪くも女性的なワインたちでした。

 

繰り返しになりますが、今試験栽培している葡萄の中からこの地に適した葡萄が見つかる事を期待したいですね。

 

この後のリリースから目が離せないワイナリーです。+.。ヽ(*>∀<*)ノ。.+。キャハッ

 

《ワイナリーデータ》

丹波ワイン

京都府船井郡京丹波町豊田鳥居野96

TEL 0771(82)2002